概要
1986年に津村順天堂(後のツムラ。現在は㈱バスクリン)が発売。温泉ブームに乗っかり、一躍ヒット商品になった。その直後にカネボウ薬品(現クラシエ)が『旅の宿』を販売し、この二つは温泉気分入浴剤の代表的存在となっている。
その中で同社製品は厳選した各温泉地の湯ざわり・成分・色・香り・情緒などを現地で徹底調査し、特に温泉成分にこだわって作られている。にごり湯タイプの入浴剤、乳白色の「登別カルルス」が特に有名(シリーズで最初に作られた。同じく乳白色の乳頭も人気。)。
湯質を調査するのが大変だったのは、青緑色の「道後温泉」のようである。
近年は今までに登場した温泉地に対し、タイアップや応援プロジェクトなども行われている。
使用している有効成分は5種類以上(同社製品を含め、他の製品はだいたい2種類)に及び、それ以外にも様々な成分を配合している。その一方で、湯ざわり、香りや色は温泉地にイメージしたものであるとパッケージに記されている。
競合他社で、同じく温泉成分を分析して作られたものにアース製薬の『温素』があるが、これは湯ざわりに特にこだわって作られたものである。