概要
牛乳風呂は保温や保湿効果があり、牛乳の香りによる癒し効果も見込め、入浴剤の代わりに用いられることもある。イラストなどで牛乳風呂が行われている場合は、浴槽内がほぼ真っ白になっていることが多く、恐らく全て牛乳なのではないかと思われるが、実際には普通にお湯を入れ、そこに適量の牛乳を入れる、という形であることが普通であり、流石に浴槽全部に牛乳を浸す、ということは現実ではまず有り得ない。抑も、全て牛乳で行おうとすると臭いがキツイし、必要経費もかなり高くなる(浴槽を180リットルとして、牛乳を150円/リットルとして27,000円)。ただし、お湯に入れるというだけで考えても、相応に入れなければ殆ど牛乳風呂の効果は体感出来ないため、実際に行おうとすると結構お金が掛かる入浴法といえる。
また、タンパク質が凝固してしまうので追い焚きが難しく、冷めないようにする対策が必要となる。肌が滑らかになるのは乳脂肪が着いただけで毛穴に詰まって悪影響を及ぼす可能性も指摘されるなどなかなか難易度が高い。
ちなみにクレオパトラはこの牛乳風呂に入っていたとされている。
余談だが、白い液体ということで全年齢にすることが出来ないものが浴槽に満たされている場合にそれを誤魔化すための免罪符でもある。もちろん、実際にそちらを行うのは牛乳風呂以上に非現実的なわけだが。
なお牛乳ではない乳を湯船に満たしたものについては、これまでは特定のタグがなかったが昨今新設されたようである。>母乳風呂