概要
正確にはひみつ道具の仲間ではない。原作コミックス22巻で登場。ドラえもんの寝床である押入れの中に隠されていた「悪魔を呼び出す道具」をのび太が発見し、そこから悪魔を呼び出して入手した。
仕組み
1回振ると300円が出てくる。その代償として身長が毎晩0時に1mm縮む。たとえ所有者(原作だとのび太が所有者)が一切使わなくてもそれを発見した人が使ってしまえば身長が縮むのは使用者ではなく所有者である。
出した現金を後から返済して身長が縮むのを待ってもらうことは出来ない。結んだ契約はきちんと守れという原作者の戒めが込められているのだろうか。
もし自分の身長を超える金額を出してしまえば、その体は消滅してしまう。(身長168cmであれば50万4000円使うと消滅する)
一応身体の消滅回避策としてビッグライトで事前に体を大きくしておけば回避できる。
身長1mmにつき300円では大抵の大人にとってはまるで割が合わないだろうから、よほど窮乏しているか背が高すぎて悩んでいる人くらいしか使わなさそうではあるが…。
もしかすると悪魔は相手が子供なので提示する額を引き下げただけで、大人が相手の場合はもっと高額を提示するのかもしれない。
実際、カードの受け取りを渋るのび太に対して悪魔が提示したサービス品は「石けん、タオル、ティッシュペーパー」であり、いずれも子供が喜びそうな商品ではないため、普段の取引相手は大人がメインなのではないかと思われる。
デビルカードの悪魔
見た目こそ悪魔らしい風貌だが、オネエ口調で上記のようにサービス品で交渉するなどセールスマンのように振る舞うどこか人間臭い一面を持っている。
しかし、のび太が身長を超える金額に達してしまった時は悪魔らしくドスが効いた声質で脅している。
わさドラ版アニメではビッグライトで消滅を回避した上にデビルカードで儲けようとするのび太に対して「そんなのサギじゃない、ひどいわ、ひどいわ!この悪魔ー!」と悪魔が嘆く自業自得なオチで終了している。
類似例
身長を対価に金銭を得る道具が登場する日本の昔話があり、それが「宝の下駄」である。
関連タグ
毎月所持金が減っていく同名のカードがシリーズのほぼ全作品に登場する。下位互換のリトルデビルカードと、上位互換のキングデビルカードも存在する。いずれもおはらいカード等で対処可能。
ただし近年の一部のシリーズではこれらの更に上位互換となるラストデビルカードもあり、おはらいカード等の手段でも消せない(シュレッダーカードやカード交換カードは有効)。
なおラストデビルカードは桃太郎電鉄令和で廃止になった模様。