概要
1935年(昭和10年)、恵那郡中津町(現:中津川市)に存在した『中津競馬場』を笠松町に移転したのが前身。
戦前、岐阜県には各務原競馬場、養老競馬場が存在していたが1938年(昭和13年)に笠松競馬場に統合。
競馬の主催者は岐阜県地方競馬組合(岐阜県、笠松町、岐南町で構成される一部事務組合)。オッズパーク、D-Net加盟競馬場。名古屋競馬と交互に開催され名古屋競馬開催時は場外発売。
冬季期間中は金沢競馬場所属の競走馬が所属変更することなく笠松競馬場・名古屋競馬場の両方の馬房に滞在してレースに出走。
昭和から平成にかけて「怪物」フェートノーザン、「名馬」オグリキャップや「女傑」マックスフリート、その後もオグリローマン・ライデンリーダー・レジェンドハンター・ラブミーチャンなど競走馬や、安藤勝己、柴山雄一ら騎手が笠松競馬から中央競馬へ進出している。
2022年(令和4年)4月29日には『ウマ娘 シンデレラグレイ』とコラボし、メインレースに「ウマ娘シンデレラグレイ賞」を実施。
コース概要
ダート右回り 1周1100m・幅員20m
直線(4コーナーから決勝線まで) 238m
施行可能距離 800m、1400m、1600m、1800m、1900m、2500m
出走可能頭数(フルゲート) 12頭[注釈 1]
パドックは日本の競馬場で唯一、コースの内側にあり、直線のほぼ真ん中の位置にある。
2017年(平成29年)3月に大型ビジョンが完成。
建設時に地主との交渉がうまくいかなかったことから、全国では珍しく競馬場の敷地の98%が私有地になっており、コース内側には畑や水田に墓地まで存在する。その為多額の土地施設賃貸料が発生し足かせになっている。
最寄駅
かつての最寄駅は名古屋鉄道名古屋本線東笠松駅で、競馬開催時には優等列車も停車していたが、利用客減少から2005年(平成17年)1月29日に廃止、隣の笠松駅が最寄となった。