アルキオネ

あるきおね

白亜紀後期のモロッコに棲息していた翼竜の一種。

概要

翼指竜亜目（プテロダクティルス亜目）ニクトサウルス科に分類される。

名称（学名）の由来はギリシャ神話に登場する女性「アルシオーネ」から。

特徴

翼の差し渡しが2mにも及ぶ小型の翼竜。小型のニクトサウルス科の一種。その手足の比率は、関連する翼竜と比較して比較的短かった。その解剖学的構造は、グループにとって比較的典型的であった。その下顎骨は狭く、Y字型（背面から見た場合）で、歯がなかった。代わりに、それは鋭いエッジを持っていた。肩甲烏口骨は型標本に融合しており、成熟していることが示唆された。この骨はブーメランの形をしており、多くのニクトサウルス科に見られる状態であり、プテラノドン科ではそれほどではない。

関連タグ

翼竜　プテロダクティルス類　ニクトサウルス