アルシオーネ

あるしおーね

「アルシオーネ」とは、ギリシャ神話に登場する女性「アルキュオネー」の英語読み、またはそれに因んだ様々な名称。本記事では富士重工業(現・SUBARU)が生産していた自動車について解説する。

曖昧さ回避

1. ギリシャ神話に登場する女性「アルキュオネー」(Ἀλκυόνη, Alcyone)の英語読み。但し実際の発音をカナ文字に置き換えると「アルサイオニー」に近いものとなる。
2. 1.に因んだプレアデス星団で最も明るい恒星「おうし座η星」の名前。こちらは「アルキオネ」とも呼ばれる。
3. 2.に因んだ富士重工業(現・株式会社SUBARU)の2ドアクーペの車種名。本記事で解説。
4. 3.に因んだ魔法騎士レイアースの登場人物。 → アルシオーネ(レイアース)

概要

1985年6月8日に販売開始。スバルのラインナップで唯一リトラクタブルヘッドライトが装備された車種である。キャッチコピーは『4WDアヴァンギャルド』、『オトナアヴァンギャルド』。

クサビとしか表現できないような強いウェッジシェイプ型の車体はCD（空気抵抗係数）値0.29を達成した。

発売当初は「VRターボ」（4WD）、「VSターボ」（FF）の2グレードがラインナップされ、エンジンはレオーネで採用されていたネット120psの1.8リッター水平対向4気筒EA82ターボが搭載された。

1987年のマイナーチェンジで新たに150psを発生する2.7リッター水平対向6気筒自然吸気のER27型エンジンを搭載した「VX」を追加。また1.8リッターモデルも「VR」「VS」とグレード名が改められた。

1991年9月、後継車種のSVX（日本名：アルシオーネSVX）にフルモデルチェンジして生産終了。輸出分を含めた総生産台数は8万8918台。

関連タグ

富士重工業/スバル/SUBARU　クーペ