メイドリー
めいどりー
cv:M・A・O
概要
『異種族レビュアーズ』の登場人物。
スタンク一行が拠点にしている酒場『食酒亭』でウェイトレスを務める有翼人の女性。上半身は人間だが背中には翼があり、膝から下は鳥類のものとなっている。
依頼掲示板の管理も務めており、レビューの執筆を行っているスタンク達とも付き合いは長い。
スタンク達のレビュー活動には色々呆れつつも、食酒亭にしばらく一行が現れないと心配もしており、根は優しい良い子である。ただスタンク達がクリムをレビューに連れて行くのにはさすがにいい顔をしておらず、クリムが段々とサキュバス店巡りに染まっていくのを複雑に思っている。
ゴーレム専門店で一行が自分そっくりのゴーレムと事に及んだのを知った際は、レビュアー全員を本気でボコボコにしている。
なおこのメイドリーを模したゴーレムは小説版でさらなる騒動の発端となってしまった。
なお、種族的な理由から、若干人間には受け入れがたい料理を好物としている。
詳細は下記参照。
食の好み(閲覧注意)
※ネタバレおよび、若干「閲覧注意」な内容のため、警告。
サキュ嬢でなく、異種族における「食」のレビューをスタンク、ゼル、クリムとともに行った事がある。
切っ掛けは、原作60話にて。スタンクとゼルが、好物の料理について意見を戦わせていた時(スタンクは「唐揚げのように、油で揚げれば美味くなる」、ゼルは「煮たり蒸したりした方が良い」と言っていた)。
そこから「それぞれが、好物の料理を出し、互いに口にしてそれらにレビューする」といった事を実行。スタンクは鳥の唐揚げ、ゼルはキノコ鍋、クリムはケーキを好物として出したが。
メイドリーは「みみずごはん」……白飯の上に、生きたミミズを多数乗せただけの料理を、好物として出した。
メイドリー自身は、みみずごはんは10点、他は低い点数を付けている(唐揚げは3点「油を使った料理は好きでない。鳥が使われるのも抵抗がある」、キノコ鍋は2点「キノコは食べた気にならない」、ケーキは3点「スポンジ自体は好きだけど、それくらいならパンの方が良い。卵を使ってるのもなんかヤダ」)。
実際、この世界の有翼人は「鳥故に、昆虫およびミミズなどを食する」「土抜きしていない、泥臭さを好む」「調味料や味付けという概念が無く、塩や砂糖などを過剰に使った料理は健康に悪いだけ」という特徴を有しており、メイドリーもその例に漏れない。ミミズの他にも、虫も好きとも言っていた。
また、同話のラストで店主のツタと語らっていた際、みみずごはんをうまそうに食べていた。
ちなみに、ミミズ自体を料理として出す事は本作の世界観としては珍しい事ではなく、カエル獣人やレプティリアン(爬虫人)、虫人などもミミズは食している(ただしみみずごはんに関しては「下の米はいらない」との事)。
なお、みみずごはんに対する、メイドリー以外の皆のレビューは、スタンクは0点「ジャングルでサバイバル状態になった時、似たものを食った。思い出したくねえ」、ゼルは2点「スタンクほど拒否感はないが、土抜きしてないから泥臭い。料理されてなくてもあえて食いたくない」、クリムは3点「一口分けてもらいましたが、泥臭いです」と、それぞれ点数を付けている。