※一般的なふくれっ面はこっち→ぷくー
概要
頬を膨らませて大きく見せることで相手を圧倒するというフグのような理屈であり、これを受けた敵は怯むか戦意を失って逃げ出す効果があるらしい。またこれを繰り出すということは本気でこちらを敵視しているという意味なので、ある意味宣戦布告にも等しい。
ぷくーの威力
結論から先にいえば、まったく無い。というかただの威嚇ではそよ風程の威力もないだろう。
しかし連中にとっては最大の攻撃であり、どんな相手もイチコロな文字通りの必殺技(だと信じている)。何しろぷくーをする時は目を閉じていることが多く、その瞬間連中は「ぷくーが決まって大勝利!」と思い描いているのだ。
なぜそう思えるのかって?ゆっくり特有の自己都合全開な思考回路故である。
しかし「思い込みの力」で時に奇跡すら起こすゆっくりといえど、あくまで自己暗示。相手にぷくーが効いてくれないのはどうしようもない。
基本的に「困惑する(間もなく)無慈悲に制裁・捕食されジ・エンド」がオチである。
というかゆっくり相手でさえも決まり手になるとは限らず、むしろ相手を怒らせて返り討ちにされる事も。
このケースは相手が年上・もしくは同齡代の場合が多いとされており、ぷくーを最大限活かすならば結局は格下相手にするのが確実なのだろう。
情けないのう……。
そのイジメ甲斐のある姿からか、野良ゆっくりが人の家に侵入するや「ここをゆっくりぷれいすにするよ!」と宣言する・まりちゃのもるんもるんと同様、ゆっくり虐待シリーズ(ゆ虐)においてはよく登場する。
逆に普通のゆっくりのネタで出すとたぶんドン引かれるので、TKOは守ろう。
ぷくーの発祥理由
まず虐待用設定のゆっくり(※赤ん坊を産むなど野生動物的なモノ)についてだが、真面目に考えるとかなり厄介かつ強いのである。
虐待用設定とはいうものの、初期のおうちせんげんなどに見られるように窓ガラスを割るなど他人の住居を占領する程度の攻撃力を持っている。
石を口に持つ、あるいは直接の体当たりでも中身が餡子だと仮定しても数㎏(頭サイズの大きさと仮定して)もあると結構な打撃力になる。
ましてや虐待用設定故の頭の悪さも逆に好戦的となり脅威となる。
こうなると「虐待する為にゆっくりをターゲットにしたのに、行うことが虐待ではなく退治になる」と趣旨がずれてしまう。
そこでゆっくり虐待最初期の住人達の中でどうすればいいかと様々な意見が出てきたうちにゆっくり霊夢のAAにぷくーと怒って頬を膨らませるものがあったので、それを威嚇行為として利用することを考えたのである(ゆっくり虐待はこのように他所のゆっくりネタを虐待するために利用して改変したものが最初期では大半であった)
こうすれば虐待用設定のゆっくりが例え真面目に考えたら強かろうが、頬を膨らませる程度の威嚇で満足してしまうのでそこから虐待できると考えられたのである。
もっとも「ゆっくりが強いなんてわけないだろ!」と過激な住人層が主だった当時のゆっくり虐待界隈では真面目に野生動物として生き残るために必要な強さについては批判を浴び続け、「弱い上に無意味な威嚇をする、繁殖力の高さだけが絶滅を避ける脆弱で馬鹿な存在」としてのゆっくりでないと認められなくなっていくのである。
ぷくーはそのころの名残なのだ。