ゆっくり虐待作品における「ゆ虐のゆっくり」の習性の一つ。他者の家や巣等を乗っ取り自分のモノとして主張する行為。
大前提……東方projectのイメージを損なう内容の二次創作は公式ガイドラインにより禁止されている
東方Projectの最新版二次創作ガイドラインでは「ゆっくり」を含めた「東方Projectのイメージを損なう内容」が本来は禁止となっている。
東方Projectの二次創作ガイドライン-東方よもやまニュース
ゆっくりしていってねが東方project内における二次創作キャラクターとして認められるまでhttps://www.youtube.com/watch?v=yib_KiAoXVM&t=189s
よってゆっくりを害獣に貶めて東方projectのイメージを損なう二次創作も本来禁止であると考えられるが、なぁなぁで見逃され黙認されているのが現状である。
それを踏まえた上で下記の項目へと移る。
はじめに
ゆっくり虐待シリーズにおける「ゆ虐のゆっくり」は「ゆっくり実況」「ゆっくりAA」「東方Projectのマスコット」などでお馴染みの「ゆっくりしていってねのゆっくり」とはまったくの別物。
排泄・繁殖・死亡(寿命・事故死含め)…といった、生物的な営みだけでなく、虐待に都合が良い設定も次々と付け加えられ続けてきた(食事に関してはゆっくり虐待が出現する前からAAやイラストでも存在していたのでゆ虐発祥ではない)。
「ゆ虐のゆっくり」に関してはゆっくり虐待の項目を参照。
その内容の過激さ及び虐厨項目にあるように荒らし集団としてネット上で迷惑をかける者が多かった(むしろ2020年代現在でも多い)こと、ゆっくりや東方Projectファンへの嫌がらせ目的で行う者もいたこと、
そもそも虐待界隈における設定が「そのキャラクターを腐すこと、ないし暴力描写を制裁という形で正当化することを目的として追加される」という前提がまったく分かってない人が「こういう設定だからセーフ」という理屈を振り回すことなどから嫌悪感を抱く人も多く、今となってはゆ虐自体が鼻つまみものである。
これから解説する「おうちせんげん」含め、「ゆっくり虐待」に関する設定は普通のゆっくりの話題やイラストなどに出さないよう心がけていただきたい。
概要
以下で出てくる「ゆっくり」とは「ゆ虐のゆっくり」を」示す
「ここを〇〇のゆっくりぷれいすにするよ!」
大まかな共通設定
ゆっくりの行う縄張り宣言のようなもの。
自分の気に入ったところに巣…もとい「おうち」を作る。その際にこの言葉を叫ぶことで他の生物(特に周囲のゆっくり)にそのことを知らせる意味がある。
よく採用される設定(ゆっくり虐待には決まった設定はない為、作者によってどのような設定を採用して作品を作るか委ねられているため)
ゆっくりはこの言葉を言いさえすれば無条件でそこの支配権が手に入ると根拠なく思い込んでいる(ゆっくり社会でのルールという場合もある)。
さらに、おうちせんげんを受けた先住者は宣言者の指示に従わなければならない(基本的に立ち退く、奴隷になる、死ぬのいずれか)という思い込みもセットになっている作品が多い。
また個体によってはゴネまくった挙句に実質的に占拠したり、先住ゆっくりを殺してでも乗っ取るという非道な行為に及ぶこともある。
ゆっくり虐待初期のまだ害獣としての要素が強く弱体化した設定が少なかったころのゆっくりは、窓を割るなどして人家に侵入(ガラスを認識できず立ち往生する設定の世界観もある)し、そこでおうちせんげんをするといった問題を引き起こしていた。
この際に読者に後に虐待によって発散させるまでの「溜め」を行わせるのがこのおうちせんげんと、それにともなう憎たらしい行動なのである。
その後の流れのテンプレート
このように大抵の場合は窓を割るなどして人家に侵入したあと、家財を滅茶苦茶に荒らしたり排泄物を巻き散らかしたり、ひどい場合は飼いゆっくりを凌辱・殺害するパターンの作品が多い。
その結果住人から制裁という名の虐待・虐殺行為を受けて死ぬ、ないし死ねていた方がましなレベルに痛め付けられるのが一種のテンプレートと化している。
つまり「おうちせんげん」はゆっくり虐待界隈における死亡フラグなのである。
おうちせんげんが作られた経緯――ゆっくり制裁というジャンルの誕生
ゆっくり虐待が発生する前はゆっくりのほっぺをつねって泣かせるなどのいわゆるぬるいじめ的なソフトなモノが多く見られた。
この時期のゆっくりはそのシュールきわまりないAAとナンセンスな派生により人気を博していた。
ゆっくりしていってねのAAはマナーの悪い者や荒らし等が出てくるとぶぶ漬け的な意味合い(要するに荒らしはお帰りください)で使われるようになり、次第にゆっくりしていってね自体で専用スレッドが作られAAネタで隆盛を誇る等爆発的な人気を誇っていた。
しかし一方で、逆恨みした荒らしによりスレの乗っ取りや荒らしなどによりゆっくりしていってねAAを使われることも見られた。
だが2000年代後半したらばの東方幻想板(現在は閉鎖されている)にあった「東方キャラをいじめるスレ(いじめるとは言うもののR18Gレベルの猟奇的な作品やキャラヘイト・ヘイト創作作品なども含めて扱っていた)」でゆっくり虐待・虐殺作品が投稿されはじめた頃、「何もしていない善良なゆっくりを虐めるのは気分が悪い」という意見が見られた。
そして虐待界隈の住人達が「どうすればゆっくりを虐待・虐殺することを正当化出来るか」という議論を重ね、畑を荒らす害獣としての設定と共に多くの作者に使わるようになったのが人家を荒らし「ここはれいむ(まりさ)のおうちだよ!ゆっくりしていってね!」と他人の家を奪う「おうちせんげん」なのである。
そしてこのような行為により害獣駆除の名のもとに虐待描写を正当化できるようになったことから、より陰湿に、より悲惨に、より過激にという方向へ界隈全体が突っ走ることとなっていく。
過熱したゆ虐界隈は既存ゆっくりAAの虐待改変した上で2ちゃんねる内のあらゆるスレッドに虐待AAを貼って荒らしたり、pixivやニコニコ静画などのゆっくり漫画(ゆ虐ではない健全漫画」)に「虐待しろ」等のゆ虐を思わせるコメントを投稿する等の被害が多数見られたり、pixiv百科事典内でもゆ虐項目を乱立されたり、既存の健全なゆっくりの記事や東方projectの記事にゆ虐につなげるような文章が書かれる等の問題が多々見られた。
それは皮肉におうちせんげんする害獣であるゆ虐のゆっくりそのものであった。
虐待界隈がここまで大きくなるきっかけを担ったエポックメイキングな設定。
醜悪な生き物を制裁するのであれば罪悪感を抱かずにすむ。そもそもの前提があった、いわば虐待という悪意ある行為を行うの覚悟のない腰抜けのための設定だから人気を博したものと考えられる。
ゆ虐に限らず虐待界隈はこのように、ゆ虐民間にとって使い勝手がよく人気を博した設定だけが生き残りやすくなっている。
ゆっくりプレイス(ゆっくりぷれいす)とは
発祥の経緯
元ネタはシャーマンキングの登場人物の木刀の竜の口癖及び趣味のベストプレイス。
ちなみにこの「ゆっくりプレイス」とは初期ゆっくり虐待界隈初出の用語である(上記の東方キャラをいじめるスレか、移住先に2chに建てられたゆっくり虐待スレのどちらか)。
意味
「ゆっくりプレイス」とはゆっくりにとってとてもゆっくりできる場所…つまり「お気に入りの場所」とでもいった意味。基本的にゆっくりの巣(おうち)を指すが、偶然見つけたゆっくりできる場所などもゆっくりプレイスと呼称される。
虐待界隈非虐待界隈含めゆっくり界隈での「ゆっくりプレイス」の扱い
ゆっくりがゆっくりできる場所としてとても語感がよく、2000年代後半の一時期はこの用語の出所を知らない非ゆっくり虐待界隈のユーザーによって健全なゆっくり作品及びイラストでも使われたが、虐待界隈のゆっくりの悪評が知れ渡った2020年代現在ではこの言葉は虐待界隈以外では使われることはなくなっている。
というかそれ以外で使うと品性を疑われる。
ゆ虐作品を無断転載したまとめブログなどにもよく使われる言葉であり、その名前に反して虐厨の旗印となっている言葉である。
他虐厨界隈におけるおうちせんげん
ゆ虐を始めとしたマスコットキャラクターを害獣にキャラ改悪し、害獣駆除・制裁の名のもとに虐待・虐殺行為を正当化しようとする虐厨界隈。
虐厨界隈においては、ゆ虐におけるおうちせんげんに相当する、ターゲットキャラクターの住居の乗っ取り行為設定を加えるのは恒例の行為となっている。
虐厨界隈の始祖であるしぃ虐、ゆっくりの前に虐厨のターゲットとなった実装石でもキャラクターの「おうちせんげん」相当の行為は確認されており、
このように虐厨のターゲットとなったキャラクターは住居の乗っ取り行為を行った後に持ち主に制裁される作品は必ずと言ってよいほど作られる。
それゆえにマスコットキャラクターによる住居の乗っ取り行為は、虐厨界隈全体で見てみると実際のところゆ虐のゆっくり特有のものとは言えない。
「おうちせんげん」というわかりやすい名称が、どれだけ「ゆ虐のゆっくり特有の行為」と印象を操作しているのかわかる事例となっている。
関連タグ
ゆっくり虐待:虐待界隈のゆっくり特有の生態なので、あくまでも一般的なゆっくりとは名前が同じで見た目の特徴が似た別の存在である。
れいむ種:野生のものはおうちせんげんと共に「けっかい」という巣を隠す行為を行う設定を使う作者も多い(元ネタは博麗霊夢が結界を使うことから)。これは外敵から巣の中の家族を守るためであると同時に、他のゆっくりに巣を奪われないためである。なお虐待が前提の設定なので、隠蔽は必ず失敗する。
アンサイクロペディア:ゆっくりしていってねとは真逆の意味を持つ、このおうちせんげんという行為をする虐待用ゆっくりを指して「ゆっくりしていってね!」ではなく「ゆっくりさせろ!」と表現している。