注意点
この記事はゆっくり虐待の項目の説明となります。キャラクター虐待関連項目の為、閲覧は自己責任でお願いします
これより文章の中に出てくる「ゆっくり」とはゆっくり虐待のにおける存在(赤ん坊を産む、排泄する等生物的な特徴を持つ存在)です。ゆっくりしていってねの「ゆっくり」とは別の存在となります
「ゆっくり」に決まった設定が無いようにゆっくり虐待も公式と言える存在が無いので厳密には決まった設定というものが存在しません。ですが広く浅く浸透しているある程度の共通認識ともいえる設定はあるので、この項目はその比較的多くの作者に採用されている設定の説明となります(※よって創作する場合絶対に以下の設定を守らなくてはならないという決まりはありません)。
概要
ゆっくり虐待に登場するゆっくりの一種。
ゆっくり霊夢と一見よく似た見た目だが「喋り方と表情と性格がとても幼稚」「非常に愚鈍で脆弱な生態」「それを補うために繁殖して増える」などキャラクター性はかなり異なるため、別物として扱われる。
まりさ種共々もっとも一般的なゆっくりの一つで、饅頭らしく体内にはあんこ(こし餡)が詰まっている。ちなみにまりさにはつぶあんが詰まっている。
血液も内臓器官もまったく無いが、体内を満たすあんこがそれらすべての役割を担う不思議なナマモノ。
本項目では、れいむ種特有の特徴のほかに、虐待設定ゆっくり全体にも適用できる特徴も解説する。
大まかなキャラクター性
作者によって非常にブレがある
ゆ虐には公式となる権利者がおらず、設定を付けたがる者も多いが結局は非公式でありゆ虐のゆっくりをどのような存在にするかは人それぞれである。
ただ脆弱なだけの善良な存在、悪意が無いにもかかわらず周囲に害を与える害獣、不快な生態を持つ不潔生物まで幅広い。
ゆ虐には公式の作品が無い為、ゆ虐作者は既存のゆ虐作品の二次創作三次創作四次創作と他者の作品を基準にゆっくりを描く。そのためゆっくりをどういった存在にするかは、影響を受けたゆ虐作品を元にするため作者により非常に幅がある。
それゆえにれいむ種はその基準として扱われ、れいむ種の特徴を見ることでその作者の中のゆ虐のゆっくり観がわかる。
更に個体差まであるのである意味非常に自由にキャラ付けされることとなっている。
主に付けられる特徴
- もみ上げ
左右に垂れる一対のもみあげがあり、これを手の代わりにつかって物をつかむ設定を用いる作者もいる。
長さは個体によって違い、短いもの、長いもの、「わさっ」と広がったわさ種なんてのもいる。
なおまりさやさくや種のような編み込みタイプは「おさげ」と呼ばれる。
※なおゆっくり虐待以外のゆっくり霊夢(東方ダンマクカグラの広告に出てくるゆっくり霊夢等)もコレを使ってスマホを弄ったりと手のように扱うのでゆ虐独自の設定というわけではない。
- リボン
大きな赤いリボン。霊夢のようにポニーテールにしていることもあれば、ただ乗せてあるだけのこともある。
なお実装石より受け継いだ設定としてゆっくりはそれぞれが身につける帽子や髪飾りなどを「おかざり」と呼び、個々を識別するためのトレードマークにしている。なのでこれを失くすとパニックになったり、相手を同族として認識出来ず共食いしたりする。
- おうた
「おうた」を歌うと言う特徴を付与されることがある。
博麗霊夢にもゆっくり霊夢にも無いコレが特徴になったかというと、れいむ種の前に虐厨創作のメインターゲットとなっていた実装石の「下手な歌を歌って騒音を出す」という駆除の理由付け設定の流用と考えられる。
近年ではメぼ虐のメンダコぼっちにも「下手なギターを鳴らして騒音を出す」というキャラ付けをすることで制裁の理由付けとする作者も多いことから、虐厨創作におけるターゲットに付けられる設定としてはありふれたものであるとされる。
またその他理由としてMUGENやゆっくり実況プレイなどでゆっくりボイスとして扱われるSofTalkがゆっくり虐待が発生した初期(2008年ごろ)はまだ棒読み要素が強く、歌を歌わせると正直下手だったことも理由の一つであると考えられる。
ちなみに現在はSofTalkを上手く扱える作曲者が増えた関係でゆっくりボイスでも上手い歌を歌わせることが出来る。
- けっかい
元ネタは博麗霊夢の博麗大結界。
巣を木の枝や葉っぱなどで隠すことで外敵から赤ゆを守ろうとするもの。
メタ的にはほぼ確実に失敗する。
口調
主な話し方
作者によって非常に幅広い。
大まかな共通認識としては「〜ね」「〜よ」といったAAのゆっくりに近い最もスタンダードな話し方をするが、それに混じって何に対しても「~さん」と付けるなど非常に幼い印象の言動が目立つ。
虐待用ゆっくり特有の主な単語
ゆっくり虐待以外が初出でそこから持ってきたモノ(ゆっくり虐待以外のゆっくり創作でも使われる)
シュールでどこかとぼけた印象を持つものが多くみられる。
・ゆっくりしていってね!:挨拶(元ネタは言うまでもなくゆっくりしていってね)
・ゆっくりしている:平和な様子(元ネタはゆっくりをマスコットとして扱う非虐待系のゆっくり漫画。現在リンク先消滅)
・むーしゃむーしゃしあわせ~:食事(※元ネタはゆっくりしていってねまとめwiki内の博麗霊夢のAA|)
・おそらをとんでるみたい!:高い高いなど持ち上げられた時の感想(元ネタは同じくしていってねのAAでゆっくりレミリアがゆっくり霊夢を持ち上げて仲良く飛ぶAA。現在行方不明)
・すっきりー!:賢者タイム(※元ネタはpixivに投稿された非虐待のゆっくり漫画。なおちょっと下ネタ要素もある為か初出こそ非ゆっくり虐待だが現在ではほぼゆっくり虐待のみに使われるネタである)
ゆっくり虐待が初出でほぼゆっくり虐待のみで使われるモノ
全体的に過度に媚びた幼児言葉のような単語が多いのが特徴である。
・あまあま:甘いもの(実装石の好物であるあまあまをそのまま流用してきた)
・すーやすーや:睡眠
・うんうん:糞
・しーしー:尿
・おちび(ちゃん):幼体
・ゆっくりぷれいす:巣もしくはお気に入りの場所
また感情が昂ぶると荒々しい口調に激変させるケースも多い。
例えば初期のゆっくり虐待では死に際になると「もっとゆっくりしたかった…」と呟くようにAAや原型のゆっくりに近いシュールなキャラ付けがされていたが、れいむ種のキャラ付けが上記のように幼児のような性格付けが強くなると「ゆぎゃあああー!!」や「ゆぎぇぇー!」等の断末魔を挙げる設定となっていった。
またふたばちゃんねるにゆっくり虐待が持ち込まれ、当時実装石を虐待していた住人たちは「ゆんやー!」という独自の悲鳴を生み出した(よってこの悲鳴を上げるゆっくりはふたば産である。なお現在ふたばではゆっくり虐待は二次元グロ板という専用の板以外では削除対象となっている)
性格
作者により非常に幅広い。
「れいむ」種とは言うものの、元ネタである東方projectの博麗霊夢ともゆっくりしていってねのゆっくり霊夢とも似ても似つかない性格をしている。
使い勝手の良い非公式の設定が広まっているゆ虐界隈だが、結局のところはどのような設定を採用するかは作者それぞれなゆっくり虐待創作。
れいむ種はその基本の存在ともいえるので、作者の中にあるゆっくり像の投影として描かれるために非常にブレがある。
種族全体として良くも悪くも癖がない人間の素直な幼児のようなプレーンな性格と知能を持つ扱いをする作者もいれば、我儘で頭も口も悪い見る者を不快にさせる存在として扱う作者まで多岐に渡る。
その上で個体差の概念まであるので、結局のところ「作者それぞれ」「個体それぞれ」となっている。
母性という個性
母性が強いという個性を与える作者が多い。
他の種よりも特に「おちびちゃん(赤ちゃんゆっくりこと赤ゆ)」に対する執着が強いとされ、多くの作者がれいむ種が母親になることを望む設定が多く採用されている。
この「母性」という個性は上記に同じく博麗霊夢にもゆっくり霊夢にも無いキャラ付けなのだが、この個性が与えられた理由は主に以下のものであると考えられる。
①まりさ種の存在
ゆっくり虐待においてゆっくりが繁殖する設定を持ったことに加え、対となるまりさ種の元ネタの霧雨魔理沙がやや少年じみた性格を持つことから、自然とれいむ種が女役、まりさ種が男役で夫婦を作る設定が受け入れられたためと思われる。
②赤ちゃんゆっくりの存在
赤ちゃんゆっくりはゆっくり虐待が初出のキャラクターである(詳しくは赤ちゃんゆっくりの項目参照)
そして虐待作品におけるゆっくりの設定という非公式ながらも使い勝手が良い故に多用されてきた設定だが、全て赤ちゃんゆっくりの存在ありきである。
それゆえにれいむ種に母性という個性が与えられたのも、赤ちゃんゆっくりの存在から逆算して生まれたということも考えられる。
③虐厨創作のメインキャラ故の個性
ゆ虐を始めとするマスコットキャラクターに対して多産多死な下等生物とする非公式の設定を付けて虐待・虐殺する虐厨創作においては、
虐待・虐殺する話作りに使い勝手が良い個性故に流用されているのか実装石、ペギタニスト(ペ虐)のペギタン、メぼ虐のメンダコぼっち、セ虐のセヤナー等、
この母性という個性はメインキャラが確実に備える傾向がある。
虐厨創作が流行する際にほぼ確実に「赤ちゃんキャラ」が作られる事を考えると、上記②と同じく赤ちゃんキャラありきで作られた個性として「母性」のキャラ付けがされると言える。
その他
固有能力として浮遊能力を持つ個体がいる設定を使う作者もいるが、正直言って使い勝手が良い設定ではないので「斬新な俺設定」程度で終わっている。
飼育される場合にはオモチャとして「おんみょうだま」(紅白のスーパーボールである事が多い)や「おはらいぼう」などが与えられる事が多い。
雌役が多いからか人間の男性に心惹かれる傾向があり、 胴付きゆっくりという原作の博麗霊夢似の美少女となった場合は性格の素直さが良い方向に作用し従順で利口なオナペットとなる設定の作者が多い。
他種との関係
他種との相性としては、原作の東方プロジェクトを元ネタにしている関係か番としてまりさ種を非常に好み、逆にさなえ種とあまり仲が良くない設定を使う作者が多い。
まとめ
他の種と比べて突出した特徴が無いが逆にいえば最も癖がない為話作りにおいては非常に使いやすい特徴を持つ。
このようにもっとも「ゆ虐のゆっくり」らしいゆっくりとして描かれやすい。
派生種
でいぶ
肥満化・ゲス化したれいむ種の蔑称。
大抵は自己中心的な言動で周囲を害する悪役を担う。
専用記事参照。
わさ種
もみあげ部が耳かきの梵天状に広がったれいむ種。可愛らしいと設定されるが、そのために幼稚でわがままになることも。
専用記事参照。
ぱたれいむ
れいむ種のうち、おかざりやもみあげを羽ばたかせるように動かすことで短時間の飛行ができるもの。
外見的にもおかざりやもみあげが発達している事が多い(わさ種っぽいデザインになることも)。
飛行能力の強さは様々であり、体重が軽い赤ゆ~子ゆの時期のみ飛行できる場合や、飛行と言っても滑空しかできない場合もある。
総じて飛行能力は低く、風などを利用しない限り基本的にゆっくりと落ちているだけであることもあって、自然界で役立つことは少ない(そもそも捕食種や鳥のように空を飛べる捕食者も多く、下手に飛ぶとかえって狙われやすい)。
はくれいむ
浮遊能力を有するれいむ種。お祓い棒を所持しており、これを武器として戦う。普通のれいむサイズでありながら、その戦闘力はドスを圧倒する程。
言語能力や知能は人間と遜色ない。また人間に友好的で勧善懲悪の意識が強く、ゲス退治を買って出てくれる頼もしい存在。ただし、ゆ虐の後片付けをしなかったり罪の無いゆっくりをいじめたりすると人間でも叱られる。世話好きな一面も持つ。
能力的に元ネタに近いから名付けられたのであろうが、人格的にはものぐさで素っ気無い彼女とは良い意味でかけ離れている。
なお、白髪で同じく高い知性を持つ「白れいむ」は同じ読みだが別物。
色違いれいむ
おかざりであるリボンの色が違う(旧作カラーとは別)れいむ種。東方原作の対戦要素のあるタイトルで霊夢の2Pカラーとして採用されている青と黒が多い。
変種は群れで珍重される可能性が高いものだが、この色違いれいむに限ってはほとんどの個体が単独行動をしていることから、馴れ合いを好まない気質であると考えられる。
単独で生きていける個体だけあってサバイバル能力は高く、戦闘力もかなりの物。
何らかの理由でおかざりを失い、人間に作り直してもらった結果色違いになることもあり、この場合もおかざりを失った経緯からか野良・野生の個体を快く思っていない事が多い。
りおれいむ
リボンを用いた飛行能力を持つ巨大なれいむ種。
れいむ種の正式なドス化形態なのだが、そもそも登場する機会自体が少ないこともあって、後述する「ドスれいむ」に役割を奪われることが多い。
名前の由来となったリオレウスに倣い、火を吐く能力も持つ。
ドスれいむ
れいむ種がドス化して変化したもの。サイズはドスまりさと同等とされる。
本来のドス化形態は「りおれいむ」なのだが、そのあたりの経緯が忘れられたことや、ドスまりさに対抗してれいむをドスにする作品があったことからこちらが主となった(そもそも元ネタであるMHにおいても、複数のモンスターがドスの名を関した姿になっている)。
能力は一定せず、「ゆっくりおーら」の代わりに歌で周囲をゆっくりさせたり、お札ふだ代わりのガムを噛んで「ゆそーてんせー」を使ったりと様々。
「でいぶ」化している場合、無能力で単にでかいだけということもある。
余談
ゆっくりを「〇〇種」と呼ぶのはゆっくり虐待というキャラクター虐待ジャンル特有の呼び方で、ゆっくりしていってねの該当種のゆっくりと区別する為に現在では投稿する者達のモラルの向上もあってか周囲へ心配りとしてこの「〇〇種」タグを付けたりR18Gタグを付ける投稿者が多い。
関連タグ
ゆっくり虐待:れいむ種が登場するのは「ゆっくりしていってね」界隈ではなく、「ゆっくり虐待」界隈である。
赤ちゃんゆっくり・赤ゆ:上記のようにれいむ種は元ネタである博麗霊夢にもゆっくり霊夢にもあまり馴染みのない母性という個性を与えられた存在であるが、それはむしろ赤ゆ達の存在が前提で作られたキャラクターと言える。つまりれいむ種は赤ゆありきで赤ゆから逆算して作られたキャラクターなのである。
実装石:虐厨創作におけるゆ虐の先人。れいむ種のキャラクター性に大きく影響を与えた存在。その設定や生態の多くが流用されている。