肩書
ロアーヌ侯爵、27歳、男性、宿星:鎮星
概要
舞台版演者:中村誠治郎
物語の出発点となる国「ロアーヌ侯国」の若き侯爵。(勘違いされやすいが、現時点では「王国」ではないため、王ではない)
亡き父の後を継ぎ、民を守るためにある時は軍を率い、またある時は自ら忍びで街に出て侵略者と戦う。
家臣であるゴドウィンが反乱を企てていることを父の生前から感づいていたらしく、ゴドウィンを敢えて泳がせて反乱を起こさせ、彼に与した勢力を一気に片づける算段を立てるなど非常に計算高い一面もある。
このことは彼を主人公にした場合のみ明かされ、それを聞いたハリードからは「恐ろしい人だ」と評されている。実はゴドウィンはミカエルの父の殺害犯なのだが、ミカエルはこの事を単なる噂としてしか知らず、それとは関係なしにゴドウィンの反乱を利用したらしい。
妹であるモニカとの兄妹仲は基本的には良好だが、その一方「私が死ねばあれも生きてはおれぬ身よ」と発言したり、ゴドウィンの反乱をモニカが知らせにきたことに関しては全く計算に入れていなかったりと、妹のことを大事に思っていると同時に若干軽く見ている節があり、計算高いミカエルも、モニカの大胆な行動は読むことができない様子。
ちなみにミカエルを主人公にした場合はモニカをパーティに入れることは不可能である。
「その主人公でないとプレイできないイベント」が最も充実している人物。
政治コマンドは彼でしか実行できないが、施政イベントは色々と難しく、金もかなりかかるので慣れるまでは結構な時間を要する。
指揮官としての器量が試される「マスコンバット」イベントも彼ならではのもの。
能力
一国の主らしく、意志力や魅力を中心にバランスの良い能力を誇る。主人公キャラクターの中で唯一、鎮星(王者の星)を宿星としているのも彼らしい。
主人公にした場合の最大のメリットとして、武器・防具開発を進めやすい点があげられる。
というのも他の主人公で開発を行う場合、開発が進めば進むほど二度と入手できない、もしくは手に入りにくいレアアイテム(いん石のかけらなど)を開発材料にしなければならず、しかも開発を進めようにも材料がないので一向に進まず強力な武器が手に入らないという事態がしばしば発生する。
一方ミカエルの場合はピドナの工房に直接出向くのに加えて、施政イベントでも武器・防具をそれぞれ一回5万オーラムのコストで開発できる。
しかも資金で開発する場合はその武具開発に必要な材料が一切不要であり、そのため金さえ出せば、かなり早い内に最強クラスの武器や防具をそろえることが可能となっている(なおその場合は王家の指輪は必須)。
このため限られた数しか手に入らない防具や武器も最低でも1つは手に入れることができる。
ただし、彼には銀行から金を引き出せないというデメリットもある。このため倉庫をフル活用し、アイテムを売るのは金が必要な時のみにした方がいい。ただ、引き出せないことを除けば銀行と一緒なので、所持金が一杯の時に何かアイテムを売り払えば、その分の資金を国庫へ補充することもできる。
エンディングはロアーヌの政治状態によって変化する。
仲間として
デフォルトでは全ての小剣技の閃きフラグを持っているのだが、仲間にする場合は最初から太陽術を身に付けているため、結果的に閃きにくいキャラとなっている。長期の育成により技の王冠をつけない限り、最強技のファイナルレターはラスボス相手でなければ閃くことができない。
このためユリアンやモニカと同様、主人公に選んだ方が真価を発揮するタイプである。
ハリード、カタリナと同様に初期の時点でHPやスキルレベルがユリアン達よりも数段高く、倉庫に武器や防具が一通りそろっているため、序盤は割と快適に進められる。
ただしパラメータの成長率はやや遅め。
ちなみに隠しパラメータである「増幅レベル(味方の攻撃力に上昇補正が付く)」が最初から高く、しかもパーティー外成長するため、6人目に置いておくだけのキャラとしては最高である。
また仲間にできる時期が極めて限定されているのも特徴であり難点。
なお彼はロードアーマーや生命の杖と言った貴重なアイテムをデフォルトで装備しているため、仲間にして装備だけ引っぺがされてさようならという憂き目に遭うこともしばしば。
その他
声優の杉田智和氏は某作品のラジオ番組にゲスト出演した際、「リメイクの際にはオーディションを受けたい」と発言している。