概要
『ひぐらしのなく頃に卒』の第1章。(ひぐらし巡では第2章)
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以下鬼隠し編との主な違いを記す
ネタバレ注意
隠しでは圭一が雛見沢症候群という病気にかかっており、それによる被害妄想で圭一が勘違いして暴れていただけで、本当は誰も犯罪など犯していなかったが、騙し(明し)ではレナが保健室で休んで眠っている間に沙都子によって雛見沢症候群を強制的に末期であるL5まで進行させる『H173』を注射された事で雛見沢症候群にかかっており本当に殺人犯になっているため、圭一の被害妄想ではなく現実になっている。ただしレナは圭一を殺害する気は最初はなかった。間宮リナの殺害現場に圭一が来たことが切っ掛けでリナの死体を見られたという疑心暗鬼により、圭一をターゲットにするようになる。
そして、梨花が鬼隠し編と勘違いし圭一に「レナより自分を疑え」と助言を行うが、前述の通り本当にレナが雛見沢症候群になっていたため、本当に圭一を包丁で襲ってきたため正当防衛で圭一がレナを時計で撲殺してしまう。
その末路に梨花が「変えられなかった」と絶望し自殺。それの後を追うために沙都子も後追い自殺をした。(梨花も沙都子もループ能力者であり死ぬことで逆行するため。ただし沙都子は梨花の後に死亡しないと梨花と同じ世界に行けないため必ず梨花の後に死亡する必要がある。)
ひぐらしのなく頃に巡
アニメではリナがレナの父親とは店の客と店員の関係に留まっており、レナがかつての自分と同じ一人親の家庭であることに思うところがあり手を引くことを考え、レナと話し合いをしたが、沙都子によって強制的に雛見沢症候群を発症したレナに殺されてしまったが、こちらでは原作の罪滅ぼし編同様に美人局の計画を企てており、最初も性格がそれほど変わっておらず、レナに対しても脅しをかけたが彼女の覚悟と自身の過去を重ねた末、話し合いをし、お互いに関係を断つことで(完全ではないものの)和解をした。レナもリナが自分と同じ境遇で『幸せになりたかった』と言う願望をずっと抱きながら生きていた事を知った事で思うところがあったのか、『父親を騙していた事は許せないが、リナのお陰で父親に笑顔が戻った事は本当であり、それだけは感謝している』と、複雑な心境ではあったがリナに殺意を抱く事はなかった。
これによって、アニメとは事なりレナが圭一に疑心暗鬼を抱き殺害を計画すると言う流れは起きなくなる
……筈だったのだが、綿流しの夜、診療所内で高野が富竹にH173を注射しようとする所へ突如乱入した沙都子がH173を強奪(尚、富竹は沙都子が乱入した事と事前に梨花から鷹野の企みを聞かされており、自分の部隊である『番犬』に連絡をしていたお陰で命拾いをし、鷹野の計画を阻止するとともに身柄を確保して彼女の身の安全を守る事も出来た)。そして、綿流しが終わって帰宅途中のレナを罠に嵌めて拘束しH173を無理矢理注射してしまった。(この時レナは両手足を縛られて顔を布袋で覆われてしまっていたので誰に襲われたのかも分からなかった)更にタイミングの悪い事に、帰宅したレナの元にリナがお詫びの品としてケーキを持って尋ねてきたのだが、一気に末期であるL5まで症状が悪化したレナは…
……そして、圭一に『人を疑うのではなく自分を疑え』と助言をしたものの、胸騒ぎを感じた梨花は前原家を訪れるが、そこは既に惨劇の起きた後であった…
惨劇を止められなかった事に絶望するも、羽入の干渉がなくなり繰り返すことが出来ないのではと考えた梨花は、まだ死ぬわけにはいかないとなんとか自分を奮い立たせて家へ戻るが、出迎えた沙都子から『自分が鷹野からH173を奪った事、レナにH173を投与して惨劇を起こした事』を告げられ、どう言うことか問いただそうとした直後に首を包丁で何度も刺されて殺害されてしまった…そして沙都子も後を追うように梨花を殺したその包丁で自分の首を何度も刺して自殺したのであった…
なお、沙都子はアニメでは終始気付かれないよう行動をしながら暗躍していたが、こちらではかなり強引かつリスキーな方法でH173の強奪と惨劇を引き起こす対象者へのH173の投与を行っており、本人も『次からはもう少し別のやり方を考えなくては』と計画の練り直しを考え、結果『先に梨花を殺しておけば自分はいつでも好きなタイミングでループすることが出来、H173の保管場所も探す時間も、銃を用意する時間も、惨劇を引き起こす時間も得られると言う、あまりにも残虐かつ確実な方法を思いつくのだった…