祟明し編
たたりあかしへん
ネタバレ注意
祟殺し編、皆殺し編の共通の出来事として鉄平が沙都子を監禁し虐待していたのだが、祟騙し(明し)編ではループの影響により、姪想いの普通の叔父になっているため冤罪になっている。
そのため、皆殺し編では圭一の行動は正しいことになっているが、祟騙し(明し)編では決定的な証拠も無く鉄平に虐待のレッテルを冤罪で貼っているだけという文字通りの茶番劇になってしまっている。
また原作2編とも鉄平は沙都子を強制的に自分の家に住まわせたが、この章では沙都子が自分の意思で鉄平と同居したうえで、周りには自分が虐待されていると嘘をついている。
決定的な違いは、沙都子が鉄平の良心を利用して鉄平に自分がいじめられているなどの嘘をついていることと、鉄平も部活メンバーと同じように沙都子のことを思って行動しているという状況であろう。
そのため、沙都子が村の全員を鉄平の敵にするように仕向けている状況になっており、悲しいことに村の全員が(騙されているとはいえ)沙都子の作戦に協力する加害者になってしまっている。
特に鉄平と圭一の行動は重なる点もあり、旧作の解決策である「頼れる存在に相談をする」という答えに辿り着いている。
なお、祟殺し編では純粋に虐待のトラウマで発狂・嘔吐するが、祟騙し編では鉄平や圭一達を陥れるための演技で発狂・嘔吐している。このためこの章も彼女の思惑通りかと思われていたが…
祟殺し編では沙都子が発症しており、皆殺し編では富竹を除き発症者はいなかったが、祟騙し(明し)編ではまさかの大石が発症している。
大石は皆殺し編では部活メンバーの味方であったが、祟騙し(明し)編では現在の鉄平のことをよく知った上で、H173による雛見沢症候群を発症しているとはいえ、鉄平に冤罪をなすりつけつつ部活メンバーの味方にもならないという、どっちにも与しない第三勢力になっている。
警察という信頼出来る立場と手段を選ばない行動力、事件の真相と犯人に対する執念が合わさり非常に厄介な存在になってしまった。
コメント
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すべて見る- ひぐらしのなく頃に・短~中編集
傾いた紫雲英
―――「夢」であればと願った。だが、自分が取り残されたのは、どうしようもないほどにねじ曲がった「現(うつつ)」だけであった――― 4作品目となります。内容としては、祟騙し編/祟明し編の終盤で圭一の意識が戻った後、圭一とレナがどんどん共依存に陥るというものです。「茶番劇でしかなかった祟騙し編」、加えて「信じられるものが互いの存在だけになってしまったらどうなるのか」がテーマになっています。一貫して暗い話になっており、ほとんど救いもない為、そういったものが苦手な方はご注意ください(1作品目同様、互いに矢印は向いているものの、だいぶ歪んでしまった感情になってしまっています。)。 また、設定としては基本的にひぐらし業/卒の祟騙し編/祟明し編準拠ですが、アニメ版ではなく漫画版の展開を意識して書いたものとなっていることにご留意ください。また、途中でオリキャラの男性が登場しますが、読んでいてあまり気持ちが良い人物ではないので、そこについてもご了承ください。 なお、こちらのお話の執筆にあたっては、繭様の小説( https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15193749 )及び、イオ・リン様の小説( https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15983114 )に一部の着想を得ています。 【追記(2022/6/4)】 TIPSの追加・改訂など、全体の構成に幾つかの加筆・修正を加えました。全体の流れに変化はありません。24,613文字pixiv小説作品 - ひぐらしのなく頃にSS
祟明し編SS「悔悟」
祟明し編4話、鉄平のモノローグです。 彼の視点からだとこうだったんじゃないかなと。 鉄平の口調はまだマスターできてなくて、おかしなところもあるかと思います、ごめんなさい。1,005文字pixiv小説作品 - ひぐらしのなく頃にSS
祟明し編SS「ショートカット」
鉄平が銃を持っていたら、やることが多い沙都子の手間はだいぶ省けるんじゃないかな?とふせったーで書いたネタを話にしてみました。 でもその後の鉄平のショックはかなりのものになりますね(´;ω;`)1,195文字pixiv小説作品 ~nightmare chain~
祟り騙し、明し編のその後のレナと圭一のお話です。 圭一が目覚める数か月間、レナは1人で悩み苦しみ真実に戸惑い・・・・・・・・・・・ 久々に長編を書いて頭と肩が痛いばかりです。今度はもっと甘い話を書きたい・・・・・・・・・・・9,460文字pixiv小説作品