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鬼明し編

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おにあかしへん

鬼明し編とは、TVアニメ『ひぐらしのなく頃に卒』の第1章及びコミカライズ『ひぐらしのなく頃に巡』の第2章のサブタイトル。

概要

ひぐらしのなく頃に卒』の第1章。(ひぐらし巡では第2章)

鬼騙し編の真相について、竜宮レナを中心に描かれる。

真相

ネタバレ注意

アニメ視聴後に閲覧することを推奨します。

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鬼騙し編終盤で、雛見沢症候群を発症し、圭一を襲撃してしまったレナ。今作ではその凶行に至るまでの過程や動機が明かされる。

保健室のベッドで眠っていたレナは沙都子によって雛見沢症候群を強制的に末期であるL5まで進行させる『H173』を注射された事で雛見沢症候群を発症。

ここから罪滅し編に近い流れになっている。

貯金が日に日に減っていることに気づいたレナは、その原因が父親と交際している女性間宮リナであることを知る。

レナは彼女が幸せな日々を壊そうとする「敵」だと判断し、殺意を抱く。

(後述の理由でリナは父親と別れることを考えていたもののレナが知る由はなかった)

後日、偶然鉢合わせたリナから毎晩店に通う父親を改心させて欲しいと頼まれるが雛見沢症候群により極度の人間不信に陥っていたレナはリナの言葉を信用できず、殺害。隠蔽のため遺体も解体した。

しかし翌日、隠していた遺体を確認していたところに圭一がやってきたことで、彼に遺体を目撃されたのでは?と疑心暗鬼になり、圭一の殺害を考える。

その夜、買い物から帰宅する途中、レナは大石に呼び止められる。行方不明になったリナ(間宮律子)について質問をされるが、動揺せず冷静に対応して切り抜ける。

その後、遺体を埋葬するも、圭一のことが頭から離れず、不安と焦りを覚える。

それから綿流しの祭りが終わった翌日、レナは 圭一が大石から事情聴取を受けている様子を目撃。もしかしたら自身の犯行を証言しているのではないかと動揺。

その夜、前原家を訪れたレナは圭一の部屋へ向かうと、大石と電話をしている圭一を目撃し、隠れて様子を覗う。

会話の内容から自身の名前が出たことで、あの日圭一は、遺体を目撃していたと確信。レナは圭一の殺害を計画する。

一方、梨花はこの世界が鬼隠し編にあたると判断して、圭一に「自分を疑うべき」と助言を行い、圭一を雛見沢症候群から脱却させることに成功し、惨劇を回避できると考えていた。そのため、レナに関してはまったく把握していなかった。

その後、レナは前原家に押しかけ、圭一を包丁で襲撃するが返り討ちに遭い死亡した。

翌朝、梨花は 前原家で事件が起きたことを知り愕然。

何故対策したはずなのに、惨劇は回避できなかったのか理解できず、次のカケラの世界に移るため、自宅へ戻り自殺。程なくしてやってきた沙都子は梨花の死を確認すると、自身も彼女に続いて自殺した。

(梨花も沙都子もループ能力者であり死ぬことで逆行するため。ただし沙都子は梨花の後に死亡しないと梨花と同じ世界に行けないため必ず梨花の後に死亡する必要がある。)

アニメではリナがレナの父親とは店の客と店員の関係に留まっており、レナがかつての自分と同じ一人親の家庭であることに思うところがあり手を引くことを考え、レナと話し合いをしたが、沙都子によって強制的に雛見沢症候群を発症したレナに殺されてしまったが、こちらでは原作の罪滅ぼし編同様に美人局の計画を企てており、最初も性格がそれほど変わっておらず、レナに対しても脅しをかけたが彼女の覚悟と自身の過去を重ねた末、話し合いをし、お互いに関係を断つことで(完全ではないものの)和解をした。レナもリナが自分と同じ境遇で『幸せになりたかった』と言う願望をずっと抱きながら生きていた事を知った事で思うところがあったのか、『父親を騙していた事は許せないが、リナのお陰で父親に笑顔が戻った事は本当であり、それだけは感謝している』と、複雑な心境ではあったがリナに殺意を抱く事はなかった。

これによって、アニメとは事なりレナが圭一に疑心暗鬼を抱き殺害を計画すると言う流れは起きなくなる

……筈だったのだが、綿流しの夜、診療所内で高野が富竹にH173を注射しようとする所へ突如乱入した沙都子がH173を強奪(尚、富竹は沙都子が乱入した事と事前に梨花から鷹野の企みを聞かされており、自分の部隊である『番犬』に連絡をしていたお陰で命拾いをし、鷹野の計画を阻止するとともに身柄を確保して彼女の身の安全を守る事も出来た)。そして、綿流しが終わって帰宅途中のレナを罠に嵌めて拘束しH173を無理矢理注射してしまった。(この時レナは両手足を縛られて顔を布袋で覆われてしまっていたので誰に襲われたのかも分からなかった)更にタイミングの悪い事に、帰宅したレナの元にリナがお詫びの品としてケーキを持って尋ねてきたのだが、一気に末期であるL5まで症状が悪化したレナは…

……そして、圭一に『人を疑うのではなく自分を疑え』と助言をしたものの、胸騒ぎを感じた梨花は前原家を訪れるが、そこは既に惨劇の起きた後であった…

惨劇を止められなかった事に絶望するも、羽入の干渉がなくなり繰り返すことが出来ないのではと考えた梨花は、まだ死ぬわけにはいかないとなんとか自分を奮い立たせて家へ戻るが、出迎えた沙都子から『自分が鷹野からH173を奪った事、レナにH173を投与して惨劇を起こした事』を告げられ、どう言うことか問いただそうとした直後に首を包丁で何度も刺されて殺害されてしまった…そして沙都子も後を追うように梨花を殺したその包丁で自分の首を何度も刺して自殺したのであった…

なお、沙都子はアニメでは終始気付かれないよう行動をしながら暗躍していたが、こちらではかなり強引かつリスキーな方法でH173の強奪と惨劇を引き起こす対象者へのH173の投与を行っており、本人も『次からはもう少し別のやり方を考えなくては』と計画の練り直しを考え、結果『先に梨花を殺しておけば自分はいつでも好きなタイミングでループすることが出来、H173の保管場所を探す時間も、万が一に備えて銃を用意する時間も得られ、確実に惨劇を引き起こす事が出来ると言う、あまりにも残虐な方法を思いつくのだった…

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