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概要

世の中には多くの宗教があり、それを信じる人々も千差万別であるが、中には宗教にのめり込みすぎてやばすぎる行動を取る者も存在する。

大雑把な狂信者のイメージと言えば、

  • 教義は絶対である
  • 教義のためなら何をしても許される
  • 異教徒は存在してはならない
  • 神のために死ぬ事は幸せである

…といった過激なものが十中八九イメージされるだろう。唯一神を頂く宗教ほどその傾向は強い。なぜならば、教義自体がそうした土壌を生み出し易い性質を持っていることが原因として大きい。しかし砂漠地帯のような自然の豊かさに乏しい地域に行ってみれば、ただ一つの大きな存在にすがりたくなるのもまた宜なるかなである。

狂信に陥るメカニズムに自分の選択が間違いを認められない、あるいは間違ってないことを信じたいと言う心理が働き、何かしらの過ちに気付いても気付かないフリをしたり、自分の信心が足りないからと盲目的になるためと言われている。また、過ちに気付いてもそれを許さない教団の幹部や信者は、彼等を徹底的に追い詰め、信じざるを得なくなるよう洗脳を施すケースもある。

結果、信仰心が歪んだまま凝り固まってしまった狂信者は、その教えから自分たちは真理を知り、外の世界の人間は教義に触れもせず真理に決して至れないとして、憐れみや優越感を覚え、高圧的・攻撃的になったり、信者ではない者をさも当然のように見下すようになる。

宗教は政治と結びつきやすいために、時には民衆への大規模な粛清や、他宗教との宗教戦争に発展し多くの血が流れる事もある。

宗教意識が低い日本においても、オウム真理教を始めとする新興宗教団体がテロを行った歴史もある。

一番怖いのは、上記のような事件を受けて「宗教自体廃止すべきだ!」といった極論が出てくることである。そのような発想自体が既にカルト的な思想であることは覚えておこう。

フィクションにおける狂信者

様々な作品で「教会」という存在が登場するが、大抵は腐敗しきっている上、上層部が頭がおかしいの一言で片付けられないほどの狂信者というパターンが多く、胡散臭くて忌避されがちな傾向になる。特に魔法が登場するカトリック系にやたら多い。

まあ、組織が腐ってなくとも根っから純粋な分なおさら怖いのだが

典型的な狂信者が登場する作品

関連タグ

宗教 危険人物 十字軍

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狂信者の編集履歴2022/08/25 20:12:41 版