メイオラニア
めいおらにあ
更新世に生息していたカメの一種。
概要
更新世(だいたい十数万年くらい前)に現在のオセアニア域に生息していた大型の亀。
リクガメに近縁で性質も似ているが、厳密には別科に分類されるため現在のリクガメとは別のグループに属する。
学名の意味は「小さな放浪者」。
メイオラニア属には4種が確認されている。
植物食と考えられているが肉食とする意見もあり、間をとってアカアシガメの様な食性(落下果実に群がる虫ごと果実を食べたりする雑食)とされることも。
カメとしては珍しく、短いながらも角が生えていた。
尾には棘が生えており、メガラニアなどの大型の捕食動物を追い払うのに使われた。
余談
発見当初はトカゲだと思われており、大型トカゲであるメガラニア(大きな放浪者)と比べて小さいということでメイオラニア(小さな放浪者)と名付けられた。
そのメガラニアは6~7メートルくらいあるが、こっちは2.4メートルくらい。