カートリッジ(メイドインアビス)
かーとりっじ
その作成方法
人間の子供から脳と脊髄と最低限の臓器以外の全てを削ぎ落として、肉と皮で包んで生きたまま箱詰めした物。
呪いの妨げになる感覚器も切除するので、目玉なども切除することになる。
中には薬液が満たされていて、恍惚と恐怖を操作されているのでこの状態でも意識は残っている。
つまり、その子供が上昇負荷を肩代わりする(当然、最終的には死ぬ)ことで装着者は上昇負荷を受けなくなる。
子供を利用するのは持ち運びやすいサイズとなることもあるが、孤児を使うことで足がつきにくいというのもある。
専用の背負子にカートリッジを挿し込むような形で装備し、負荷が上限に達して効果が消えると排出される仕組みになっており、重ねることで複数のカートリッジを装備可能。作中では5人――もとい5つのカートリッジを同時に装備していた。
排出される時は当然中の子供は死んでいる。
かつてナナチは成れ果てとなってボンドルドの元にいた時に彼への恐怖から逆らえず作成作業を手伝う羽目になっており、ナナチに懐いていた子供たちを自ら手に掛ける羽目になったことがトラウマとなっている。
プルシュカもかつては父のお手伝いとしてこの作業に携わっていたが、彼女自身もやがてカートリッジにされて命を落とすことになる。
とんでもない発想と作成方法だが、これはボンドルドが命を響く石の研究によって着想したものであるらしい。
なお負荷の肩代わりは赤の他人では成立せず、自ら進んで呪いを肩代わりするほどの深い愛情を抱いている必要がある。
そのためボンドルドは「材料」となる子供たちを、自らの子供のように愛情を注いで養育している。