マリオン・ウェルチ
まりおんうぇるち
概要
フラナガン機関に見出されたジオン公国のニュータイプの少女。14歳。
クルスト・モーゼス博士のEXAMシステムの開発に協力、被験体として様々な実験を受ける。
しかし、システムの開発は難航、彼女の精神パターンデータをコピーしてシステムのベースにするという措置の結果、システムは完成するものの、それっきり意識不明となってしまった。
作中での直接の登場はないが、EXAMシステム起動時に聞こえる『声』は本人のものであるなど、まるで彼女の意識そのものがEXAMシステムに乗り移ったかのように描写されており、物語の鍵を握る重要人物として扱われている。恐らくはクルストが何かの細工をしてマリオンの意識をEXAMに移してしまったものと思われる。
主人公ユウ・カジマはマリオンとの面識が無いにもかかわらずEXAMを介してその名前と素性を知り、救うべき対象と見なした上で、彼女を縛るシステムの破棄・根絶を決意することとなる。
その後、全てのEXAMシステムが破壊された後に意識を取り戻したとされる。
機動戦士ガンダムサイドストーリーズではこの部分が補完されており、意識不明になった後にニムバス・シュターゼンの計らいによりサイド6の病院に入院しており、EXAMシステム破壊後に意識を取り戻したことが明言されている。
また、戦後にユウと僅かではあるが邂逅している。
別のガンダム系ゲームにはパイロットとして出演していることもある。ちなみに設定資料集によると彼女がプレイヤーと戦うストーリーも検討されていたらしく、その際のマリオン搭乗機として専用のMAとケンプファーをベースにした紅いMSがデザインされた。
『ガンダムEXA』ではブルーディスティニー3号機改を駆ってゼロ・ムラサメの駆るプロトタイプ・ガンダムMk-IIと死闘を繰り広げる。