北総9000系(元住宅・都市整備公団2000形)
住宅・都市整備公団2000形電車は、1984年(昭和59年)に登場した、住宅・都市整備公団が千葉ニュータウン線(現・北総鉄道北総線)を開業した際に導入された通勤形電車である。その後の経緯から、現在は千葉ニュータウン鉄道9000系電車として千葉ニュータウン鉄道が所有している。車両の運行・管理は登場時から北総鉄道(登場時は北総開発鉄道)が行っている。8両編成2本(16両)が在籍している。
西武9000系
9000系は101系の廃車発生品の足回りに新2000系の車体を乗せた形式で、平成5年から製造されました。新2000系の車体を乗せていますが、車内は当時製造中だった6000系に準じたものとなっています。
現在では全車池袋線に集結していますが、新製当時の配置は全車新宿線でした。「101系の足回りに4扉車体」・・・9000系は当時の西武の事情がわかる形式でした。「101系の高性能は捨てるには勿体無いが3扉車は減らしたい」・・・そんな事情だったのではないでしょうか。
「目をつぶれば101系」の9000系ですが、平成16年よりインバータ車への改造が始まりました。やはり企業にとって地球温暖化防止は必須事項。101系の「重厚長大」な足回りは時代遅れなのかも知れません。尚、インバータ改造は2007年度には終了の予定です。インバータ車改造済の編成の前面にはブルーの丸いマークが付いているのですぐに識別が付きます。
現在の9000系は池袋線の地上専用の10両固定編成なので基本的にすべて優等列車運用に入ります。また、9000系は西武所沢で製造された最後の形式になります。
東京急行9000系
東京急行電鉄が導入した通勤形電車。東京急行では珍しく貫通扉は狭幅。また、一時期の東京急行のスタンダードとなる顔はこのクルマで始めて採用された。よく似た顔は同社の2000系・1000系・7700系7915F、上田交通1000系、伊賀鉄道200系の一部に見られる。VVVF制御で、動力車は全車1M。東横線の編成は4M4Tの8両編成、大井町線の編成は3M2Tの5両編成で運用されている。