一条将輝
いちじょうまさき
「知らん顔で逃げ出すわけにはいかないんだよ。一条の、長男としては」
プロフィール
身長 | 179cm(一年生九校戦時) |
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体重 | 77㎏(一年生九校戦時) |
誕生日 | 2079年7月23日 |
年齢 | 16歳から21歳 |
使用魔法 | 『爆裂』『海爆』『叫喚地獄』『偏倚解放』など |
CAD | 赤い拳銃携帯の特化型CAD、ブレスレット形汎用型CAD、海爆を使うためのCAD |
役職 | 十師族一条家の次期当主、国立魔法大学付属第三高校の生徒、風紀委員、国家公認戦略級魔法師、国立魔法大学 |
異名 | 『クリムゾン・プリンス』 |
家族構成 | 父・一条剛毅 母・一条美登里 妹・一条茜 妹・一条瑠璃 |
CV | 松岡禎丞 |
概要
北陸・石川県金沢市にある国立魔法大学付属第三高校専科(一科)に所属する男子生徒
十師族のひとつ、一条家の長男で次期当主を務める一条家のナンバー2。学校では風紀委員を務めており、二年生時点で第三高校の実質のトップと見なされている。
佐渡侵攻事件では弱冠13歳で父、剛毅の組織した義勇軍に志願し、敵味方の血にまみれて戦い抜いたという功績から「一条家のクリムゾン・プリンス」の二つ名をあたえられた。本人はこの二つ名を仰々しく思っており、気恥ずかしげな様子を見せている。
赤味を帯びた光沢の拳銃形態の特化型CADを所持しており、左腕にはめたブレスレット形状の汎用型CADも併用している。
一条家のお家芸である「爆裂」を自身も得意とし、自身の二つ名の由来ともなった。
広い肩幅に細い腰、凜々しく若武者を想起させる外見で、女性受けしそうな顔立ちをしている。
家族構成は父、母と2人の妹の五人家族で、妹たちについて「顔はそこそこ可愛いくせに可愛げがない」と評価するなど将輝は兄妹仲は良くないと思っているが、吉祥寺真紅郎からは仲が良いと評価されている。
性格
性格としては、正義や義務、礼儀を重んじるが、清濁併せのむ器も兼ね備えている。文武両道かつ、戦場経験が豊富で、カリスマ性やリーダーとしての風格を若くして身につけている一方、好戦的な面も持ち合わせており、灼熱のハロウィンでは積極的に戦闘に参加していた。
他にも一条家に従う魔法師は家族に準じる庇護すべき存在として一条家の人間が守らなければならない仲間だという信念を父剛毅から受け継いでいる。
また、十師族としての責任感が強く、佐渡侵攻事件の時は自ら責任感に突き動かされて志願したり、灼熱のハロウィンの際は「知らん顔で逃げ出すわけにはいかないんだよ。一条の長男としては」と引き留める吉祥寺を説得し単身で戦場となった市街地を踏破し魔法協会の魔法師達に加勢した。古都内乱編では千葉エリカ、西城レオンハルト、吉田幹比古の窮地を救っており、礼を言われると「十師族としてあんな悪質な魔法が市中で使われているのを見逃すわけにはいかないからな」と答えている。
男女観については伝統的な価値観を持っており、続魔法科高校の劣等生メイジアン・カンパニー二巻で男が女を置いて逃げる状況に際しては魔法師の実力に性差はないとしながらも嫌悪感を覚えている。
実力
魔法の実力は司波達也が「飛び抜けて優秀な魔法師」と手放しに評価するほどで、魔法の息継ぎの上手さは司波深雪にも匹敵するなど、17歳時点で既に百戦錬磨の一流の戦闘魔法師として知られている。
2097年7月8日には司波達也から術式の提供を受けた吉祥寺真紅郎が完成させた戦略級魔法『海爆』を実戦投入し、日本で二人目の国家公認戦略級魔法師となった。
第三高校卒業後は国立魔法大学に進学した。
恋愛事情
九校戦編にて司波深雪に一目惚れし、常に彼女の傍に寄り添っている司波達也をライバル視していたが、達也が深雪の実の兄である事を最終日のパーティーまで気付かないでいた。
意中の人である深雪の前ではいつも通りに振る舞えなくなってしまうが、ヘタレというわけではなく、九校戦の最終日のパーティーでは深雪のパートナーとして一曲踊った。
真紅郎には達也を倒すまで深雪には告白しない旨を宣言しているが、再び戦う機会に恵まれないまま達也と深雪の婚約が発表された。そこで父剛毅の計らいにより一条家は司波兄妹の婚約の破棄を求めると同時に深雪へ婚約を申し込んだ。
この際に一条剛毅は長男であり次期当主である将輝を「深雪と婚約してもらえるのならば将輝は四葉家に差し上げる」との発言をしており、家の都合よりも将輝の意志を尊重する姿勢を見せている。
第一高校の卒業式では深雪をかけて達也に決闘を申し込んだものの、殴り合いの末に敗北して高校生編は幕を閉じた。
魔法大学進学後は、達也が巳焼島にいて多忙なのを良い事に深雪に言い寄ろうとするところを深雪の護衛役となったアンジェリーナ・クドウ・シールズからは牽制されると書かれているが、メイジアン・カンパニー3巻にて後輩であり親戚である鶴画黄里恵が好きな男と結婚できるようにするための憎まれ役を演じるために深雪へ言い寄るような真似をしていたとも明かされている。
深雪への感情は大学3年生時点では恋慕の情ではなく、真紅郎からは「あこがれや崇拝といったそういう種類の『好き』」だろうと言われ、これを否定していない。