概要
『PICU-小児集中治療室-』は、2022年10月~12月にフジテレビ系列の月9ドラマ枠で放送されるドラマ。主演は、吉沢亮。主題歌は、中島みゆきの「倶に」。
同枠で放送され、シリーズが2作製作された『監察医朝顔』の制作陣が再集結して製作される。
なお、本作の舞台となるPICU(Pediatric Intensive Care Unit、小児集中治療室)とは、難病を患っていたり、怪我あるいは急病により身体が重篤な状態で、集中治療を必要とする15歳までの小児患者を対象に専門的に治療を行う場所のことである。
あらすじ
北海道で生まれ育った志子田武四郎は、丘珠病院に勤務する小児科医。ある日、武四郎は丘珠病院に新設されたばかりのPICU(小児集中治療室)への異動を命じられる。武四郎は、辛い過去を持つ同僚や一癖ある同僚に囲まれながら、命の尊さ・小さな生命を救う覚悟に向き合っていく。
登場人物
PICU(小児集中治療室)
- 志子田武四郎(演:吉沢亮)
丘珠病院に勤務する小児科医。新設されたPICUに配属される。愛称は、「しこちゃん先生」。
北海道生まれで幼少期に父親を亡くし、地元で母親と二人で暮らしている。医者を目指したのも母親を安心させたかったため。そのため、生命と向き合う覚悟が不十分なまま小児科医としての仕事をこなしていた。PICUに配属されて以降、失敗を重ねながらも医者として徐々に成長していく。
丘珠病院にPICUが設立されるきっかけとなる、星野沙羅を救えなかったもどかしさを綴った手紙を鮫島知事へ送っている。
- 植野元(演:安田顕)
丘珠病院PICU科長。鮫島知事から要請を受け、東京から赴任したPICU医。日本各地でPICUの開設を進める人物。
広大な北海道に対応できる医療用ジェット機を運用する日本屈指のPICU開設を目指す。
PICU設立のきっかけが武四郎の鮫島知事への手紙であったことから、彼をPICUに招聘している。
いつも冷静沈着で、患者が亡くなった後でもその反省点を次に活かそうとミーティングを行うなど、常に患者のために働く医者の鑑のような人物。
- 綿貫りさ(演出:木村文乃)
丘珠病院の救急救命医。植野に誘われ、PICUに配属される。
ある出来事がきっかけで、心に傷を負っている。
武四郎に対しての当たりが強く、彼を「使えない医者」扱いしている。
武四郎の幼なじみ
- 涌井桃子(演:生田絵梨花)
武四郎の同級生で幼馴染。家業の旅行バス会社で北海道ツアーのバスガイドを務める。
バス運転手の翔と結婚し、女児を妊娠中。
- 矢野悠太(演:高杉真宙)
武四郎と兄弟のように育った大親友。武四郎と同じ医大を卒業後は地元の札幌を離れ、網走の病院で救命医として勤務している。
- 河本舞(演:菅野莉央)
武四郎の同級生で幼馴染。武四郎と同じ丘珠病院で小児外科医として勤務している。
丘珠病院
- 羽生仁子(演:高梨臨)
看護師。東京と長野のPICUでの勤務経験があり、植野からヘッドハントされ、丘珠病院に赴任する。
3人の子を持つ母親。
- 今成良平(演:甲本雅裕)
ベテラン麻酔科医。
- 東上宗介(演:中尾明慶)
救命救急医。
その他
- 鮫島立希(演:菊地凛子)
北海道知事。3年前、武四郎から星野沙羅の命を救えなかったもどかしさを訴える手紙を受け取り、そのことがきっかけで北海道にPICUを設立するべく尽力するようになる。
- 志子田南(演:大竹しのぶ)
武四郎の母。長年の不妊治療の末、武四郎を授かったが、夫を若くして亡くし、女手一つで武四郎を育ててきた。
桃子の実家の旅行バス会社でバスガイドを務めていたが、定年退職後も時折、ヘルプでガイドの仕事を手伝っている。