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ピンフの編集履歴

2012-04-10 16:16:29 バージョン

ピンフ

ぴんふ

平和。麻雀役の一種。完成形の符数が副底のみになる場合に成立する。具体的には雀頭以外が全て順子、雀頭が役牌でない、両面待ちであることが条件。門前役とされることが殆どであるが、稀にチーを認める場合がある。

ピンフ(平和)とは、麻雀役の一種である。1翻役。

この項では麻雀役について説明している。その他の「平和」については平和の項を参照されたし。


概要

麻雀では和了時、その完成形や待ちの形によって翻・符と呼ばれる点数を計算し、それによって授受する点棒数が決定される。具体的な計算方法は複雑であるため専門書に譲るが、基本的には成立した役につく点数=翻に加え、手牌状態によって以下のとおり符を計算し、合計値の1の位を繰り上げて最終的な符とする。

  • 副底(基礎点)20符。無条件で付く。
  • 門前ロンは10符(門前加符)。ツモは2符。
  • 刻子(同一牌の3枚ペア)は一つに付き4符。么九牌の場合は2倍(=8符)、ポンで作った刻子(明刻子)の場合は半分(通常2符、么九牌4符)。
  • 槓子(同一牌の4枚ペア、カンしていることが必須)は一つに付き16符。么九牌の場合は2倍(=32符)、明・加カンで作った槓子(明槓子)の場合は半分(通常8符、么九牌16符)。
  • 雀頭(一部の例外を除いて出来上がり形に必ず必要な対子=同一牌2枚ペア)が役牌の場合2符。
  • 嵌張待ち(数字が続く3枚のうち間の1枚を待っている状態)、辺張待ち(1・2の搭子で3待ち、または8・9の搭子で7待ち)、単騎待ち(雀頭のもう一枚を待っている状態)の場合は2符。

平和は、これらの符計算を行った結果として、副底と門前加符・ツモ符以外が一切つかなかった場合に成立する。具体的には、

  1. 雀頭が役牌でない
  2. 4面子全てが順子(数字が続く3枚の組)である
  3. 両面待ち(数字が続く2枚の前、または後ろを待っている)である

以上を満たすことで成立する。門前役であるとされる(=チーしていた場合は成立しない)とされているが、稀にチーしていても成立するとするルールも存在する。


1翻役であり、さらに条件上符数が最低になる(平和が成立した場合ツモ符がつかなくなり、ツモ和了の場合は強制的に20符に固定される)ため、これだけでの和了はさしたる点数にならない。しかしながらその形状上、タンヤオ一盃口一気通貫等との親和性が高く、これらの順子がベースになる役を狙う上で副次的に成立させやすく、点数の底上げを狙うことができる。特にリーチ・タンヤオ・平和の組み合わせは俗に「メン・タン・ピン」と呼ばれ(リーチ=門前=「メン」ゼン、「タン」ヤオ、「ピン」フ)、麻雀では基礎とも言える形になっている。


関連タグ

麻雀 麻雀役の一覧

タンヤオ

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