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概要

度を超した真面目とでも言うべき性格である。

真面目という性格はポジティブなニュアンスで用いられる事が多いが、生真面目になるとネガティブな要素も含まれてくる。大体の場合は真面目さが行きすぎた結果、融通が利かない、過度なお人好し、極端堅物である等の理由で本人が損をすることが多い。

キャラクターの性格面では、秀才であったり努力家の人物ないしは(特に人間関係などで)不器用な人物として描かれることが多い。同年代との遊び方が分からない、物事を深刻かつ大げさに受け止めすぎる、時間にうるさい、礼儀規則にうるさい、極論や精神的な視野狭窄に陥りやすい、善意の押し付け、空気が読めない等ということで、人付き合いは苦手であることが多い。

創作物では、しばしば朗らかなキャラクター、小悪魔的なキャラクター、不良っぽいキャラクター、アホの子などとの対比(特にこれらのキャラクターを肯定的に描くための対象物)としてこの性格が付与されたキャラクターが登場する。

ただし、こうした描写表現が成される場合においては「生真面目どころか真面目それ自体が良くないこと(真面目である事そのものを否定する)」「アホである事や不良である事が称賛されるべき良いこと(アホである事や不良である事を率先して薦める)」という、これまた生真面目とは別の意味で極端な描写になり易い事にも注意を要する(もちろん、生真面目キャラとは別の真っ当な真面目キャラを出して、きちんとバランスをとった描写を用いている作品も多い)。

あるいは、これが行き過ぎる事で自分が悪だと気づいていない最もドス黒い悪へと至るケースも、まま見られる事がある。

ないしは融通が利かない上にこだわりが行き過ぎて、衝突を起こしたり、正論を重視するあまり感情(人情)や相手の事情を斟酌せずに人を追い詰めたり、あるいは逆に自らを追い詰めて周囲に(心配をかけて余計な手間をかけるなど特に悪い)影響を及ぼしたり、理に勝って非に落ちたりするなど、共感性や協調(仲間意識)を重視する人にとっては相性が良い方ではない。

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生真面目の編集履歴2022/10/30 11:32:26 版