概要
でんぢゃらすじーさん邪大長編第4弾。
初出は月刊コロコロコミック2013年9月号、単行本12巻収録。
異様に長くヘンテコな題名だが、本作のテーマは「心のミゾ」と意外と重く、シリアスなものとなっている。
宇宙人の目論む恐ろしい野望を止めるべくじーさんたちが奮闘しながら、彼らの人間関係の問題を垣間見ていく形になる。
あらすじ
じーさんと孫が草野球をしていた空き地に突如空からでかい鼻が降ってくる。その中から鼻の下が異様に伸びたハナミゾ大王と彼に仕えるハナミゾ四天鼻衆が現れ、「はなの下のミゾ計画」で地球を支配することを宣言。だけど彼らはなんだか複雑な関係なようで……。
本編のキャラクター
ご存知主人公。孫と草野球していたところハナミゾ大王らと対峙することになる。いつものおふざけもあるが同時に勘が鋭く、「世の中の危険から守る」、そして「誰でも友達になれる」じーさんの誰にも隔たりのない性質が描かれている。
ご存知ツッコミ役。草野球していたところ今回の事件に巻き込まれる。一階の番人であるハナミゾウォーリアーとの戦いを押しつけられてしまうが……。
ご存知空気の読めないアホ。ハナミゾ大王の「地球を支配する」という言葉に反応して現れるが、彼のハナクソを食べさせられて鼻の下がモーレツに伸びた面長すぎる顔にされてしまい、元の顔に戻るべくじーさんらと共闘するが最後はやっぱり……。
ご存知じーさんのペット。いつの間にかいてハナミゾキャットを喰っていた。
- 半・分太
じーさんのお友だち軍団の一人。いつの間にかハナミゾカンフーと戦っていた(正確には最初の空き地のシーンで既にいた)。
- キモいよおじさん
この大長編より前の話で登場した「きーもーいーよー」の掛け声で現れる生まれた時からキモい……という設定の心優しいおじさん芸人。じーさんに「女の子が相手ならば」という最悪な理由で足止めに呼び出され、ハナミゾレディーを追い回した。
本作のキャラクター
突如降ってきた鼻型の宇宙船から現れ、「はなの下のミゾ計画」を目論むその名の通り鼻の下のミゾが異様に長い面長すぎる顔の宇宙人。しかし、鼻のミゾ以上に心のミゾが深く、仲間であるはずの四天鼻衆を冷たくあしらうばかりか毛嫌いし、挙げ句の果てに殺そうとする。
戦士風のハナミゾウォーリアー、紅一点のハナミゾレディー、キックが得意なハナミゾカンフー、猫のハナミゾキャットからなるハナミゾ大王の部下。大王のことが大好きで忠誠心も高いが、彼自身からは毛嫌いされている。
用語
- はなの下のミゾ計画
ハナミゾ大王が地球を支配するために企んでいる計画。その内容は「食べると鼻の下がモーレツに伸びてしまう自分のハナクソを地球人に毎日食べさせ続け、鼻の下が伸びすぎて顔が地面につっかえて動けなくする」というアホすぎるもの(それを聞いたじーさんと校長は「おそろしい計画」恐怖に震え、孫から両者ともどもアホだと呆れられていた)。じーさん達はその計画を阻止するべく塔のよう伸びた鼻型の基地に入り、各階を守る四天鼻衆たちと戦うことになる……
……が、実は上記の内容は"真"の「はなの下のミゾ計画」を隠すためのごまかし兼時間かせぎに過ぎなかった。そして真の「はなの下のミゾ計画」の内容はその名前からは想像も出来ないほど冗談抜きで恐ろしいものであった……。
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怒りのイライランド…前作