ハナミゾ四天鼻衆
はなみぞしてんはなしゅう
「大王さまを笑うヤツは、」
「この「ハナミゾ四天鼻衆」がゆるさん!」
でんぢゃらすじーさん邪大長編『はなの下のミゾはハナミゾって名前でどうスか?』にて登場した宇宙人・ハナミゾ大王仕える4人の部下の総称。彼と同じく鼻の下のミゾ(人中)が異様に長い面長すぎる顔(ミゾの部分は大王と同じくペンで書いたもの)が特徴的。
10年前、とある宇宙の滅びた星の生き残りの孤児達であり、同じく生き残りであった若き日のハナミゾ大王に"家族"として迎え入れられ、共に宇宙を旅し面倒を見てもらったことから彼のことを心から愛するほど大好きであり、いつからか大王が心に他者とのミゾをつくったのを知ってか知らずか、ぞんざいに扱われるようになった今なおとても強い忠誠心をもっている。
メンバー
- ハナミゾウォーリアー
「ウォーリアー」の名前のように戦士風の鎧を着こんだぐるぐるほっぺの四天鼻衆。武器は槍。
鼻型の宇宙船兼基地の1階の番人として待ち構えるが、闘気みなぎらせるじーさんと校長によって孫に(強引に)後を任せるカタチで先に行かれてしまった。
- ハナミゾレディー
ハンドバッグを肩に下げた四天鼻衆の紅一点の女の子。2階の部屋はハートで彩られている。
基地の2階の番人としてじーさん達を迎え撃つが、「女の子が相手ならば」という理由でじーさんに電話で呼び出された「キモイよオジサン(生まれた時からキモイ……という設定のパンツ一丁で汗だくのおじさん芸人)」に追い回されてしまう。
- ハナミゾカンフー
パンチやキックなどの格闘技が得意なカンフー使い姿をした四天鼻衆。口癖は「~あるヨ」。
基地の3階の番人としていつの間にかいた(実際には最初のコマからいた)お友だち軍団の半・分太と戦っていたが、半分しか姿を見せない性質に翻弄され、攻撃を当てられずにいた。
- ハナミゾキャット
そのまんま猫の四天鼻衆。
基地の4階の番人だったが、じーさん達が来た時点でゲベに頭から食われていた。
鼻型の宇宙船から降り立ったハナミゾ大王の元に駆けつけ、彼の顔を笑ったじーさんを攻撃し、彼を護衛しようとするが大王から「ジャマだ!ひっこめ!」と冷たくあしらわれすごすごと戻っていった。
その後、大王の「はなの下のミゾ計画」を阻止せんと勝負に挑んだじーさん達を各階の番人として待ち構え、迎え撃つ……
……が、実はこの戦い自体が(宇宙船の下から地球を滅ぼす「ミゾ」を伸ばし続ける)真の「はなの下のミゾ計画」を隠すための時間かせぎに過ぎず、最上階にいたのはハナミゾ大王を模したダミーの爆弾であり、大王本人は正反対の地下に潜んでいた(が、じーさんは「カンタンに上までのぼれすぎた」ことや計画の名前から実態に気づき、居場所がバレてしまった。なお、校長はそのまま最上階に突撃してまんまと爆殺されました♨️)。
しかし、四天鼻衆達は孫にすら「戦ってみたら、みんなけっこう弱くて…。」と言われてしまうほど弱く、孫や仲間たちがじーさんを助けに駆けつけたと同時にボロボロの姿でハナミゾ大王の元に戻り仇をとることを願うが、これにより足手まといとして完全に愛想を尽かされた大王から「*オマエらなぞいらん!消えろ!それとも…、殺されたいか?」と宣告されてしまう。
大王に捨てられることを恐れた彼らは「…それでもかまいません!!アナタのそばにいさせてください!!」と自らの死を選んでまで彼の側にいることを悲願し、そのまま特大ハナクソの豪速球「ファイナルハナクソニック」や「ハナ水でっぽー」で始末されそうになるが、「仲間」を大切にし、敵味方関係なく心にミゾが全くないじーさんに身をもって庇われ、助けられる。それでもなお心にミゾのないじーさんに動揺し、怯んだハナミゾ大王に二度も殺されそうになってもなお「大王さま、がんばって!!ボクたちはどんなコトがあっても大王さまの味方です!!」と変わらぬ忠誠心で必死に応援するが、それが逆に大王に更なる動揺を招いてしまい、「出ていけ!!ここから出ていけ!!オマエらなんか、大キライだ!!オレはひとりで戦う!!この宇宙船から出ていけ!!二度ともどってくるな!!」と大王に激怒されて徹底的に拒絶されてしまい、泣きながら追い出されてしまう……
……が、じーさんとの戦いを終え、宇宙船もろとも自爆しようとする直前のハナミゾ大王の元に「ボクたち…、大王さまのコト大好きです!!死ぬときだっていっしょです!!ずっとずっといっしょです。大王さま!!」と戻ってくる。
大王から嘲笑われてもなお彼のもとに駆け寄り、心にミゾがあり孤独を愛する彼の全てを受け入れながらも変わらぬ愛情のまま、「いつまでも"家族"でいてください。」と願い運命を共にした……
と、思われたがその後ハナミゾ大王大王共々全員無事なままどこかの浜辺で目を覚ます。
意識を失っていた時に夢で見た10年前の記憶から家族であることを思い出した彼らは大王とともに家族の「証し」である鼻の下のミゾを再び書き直し、大王にぶつぶつ言い聞かせられながらもそれを肝に命じながら再び彼についていくのだった……。