概要
DHMO(ジハイドロゲン・モノオキサイド(Dihydrogen monoxide))とは、水酸の一種で、有害な物質である。
普段我々の生活面で幅広く使用されているが、毒性が強く環境や人体に多大な影響を及ぼすため、一部では使用の規制を呼び掛けている。しかし日本を含め多くの国では未だに規制がされておらず、現在に至るまでDHMOを原因とする中毒症状や死亡事故が発生している。
クレイグ・ジャクソン氏によると、DHMOの危険性を下記のようにまとめている。
DHMOとは、
- 水酸と呼ばれ、酸性雨の主成分である。
- 温室効果を引き起こす。
- 重篤なやけどの原因となり得る。
- 地形の侵食を引き起こす。
- 多くの材料の腐食を進行させ、さび付かせる。
- 電気事故の原因となり、自動車のブレーキの効果を低下させる。
- 末期がん患者の悪性腫瘍から検出される。
その危険性に反して、DHMOは頻繁に用いられている。
- 工業用の溶媒、冷媒として用いられる。
- 原子力発電所で用いられる。
- 発泡スチロールの製造に用いられる。
- 防火剤として用いられる。
- 各種の残酷な動物実験に用いられる。
- 防虫剤の散布に用いられる。洗浄した後も産物はDHMOによる汚染状態のままである。
- 各種のジャンクフードや、その他の食品に添加されている。
おそろしやおそろしや。
ネタバレ
上記を読んでいただければ分かる通り、これは「嘘じゃないけど誤解を招くような極端な説明をする」ことでミスリードを誘うジョークである。
DHMOの正式名称「Dihydrogen monoxide」を翻訳すれば一酸化二水素(=H₂O)となるが、要するに正体は水である。
元々は1990年にエリック・レヒナーとLars Norpchenという人物が考え出してメールで広めたネタであるが、1997年にアメリカの中学生が広めたことで知名度をあげた。
現在ではややネタとして使い古された傾向もあるが、現在でも釣りネタとして使われることがある。