データ
コース | かんたん | ふつう | むずかしい | おに | おに裏 |
---|---|---|---|---|---|
難易度 | ☆4 | ☆5 | ☆7 | ☆8 | ☆10 |
最大コンボ数 | 180 | 267 | 459 | 613 | 1119 |
概要
初出はAC8で、それ以降のアーケード版太鼓の達人には一切移植されていない隠れた名曲。だったが……(後述)
ミカシリーズを思わせる独特な変拍子の曲で、明るいとも暗いとも言えない微妙なメロディーにのせてよく分からない歌詞(サントラによれば架空言語らしい)が延々続く不思議な楽曲で、その異様な雰囲気から当時のドンだーたちはこの曲を「なんかよく分からないけどヤバい曲」として認知していた。
譜面は高速12分主体の珍しいもので、個人差が非常に出やすい。BPM揺れの関係もあって精度はかなり取り辛く、中々全良出来なかったスコアラーも多かった。
その後家庭用ではWii初代とPSPDXに収録されて以降移植の音沙汰は無く、このまま古参ホイホイな空気曲として役目を終えるかと思われていたが……
まさかの裏譜面追加
2019年12月17日。PS4版「太鼓の達人 セッションてドドンがドン!」のDLCにおいて、唐突な裏譜面追加が行われた。とは言えゴーゴー・キッチンを始めとして古参ホイホイな懐かし曲が久々の移植で裏譜面を引っ提げて来ることは珍しく無く、今回もそんなケースの一例だろうと思われていた。
そんなドンだー達を待ち受けていたのは、これまでのどんな譜面をも超越する究極のリズム難だった。
大前提としてこの譜面は、この楽曲で鳴っているほぼ全ての音を忠実に拾った、所謂「全部音拾ってみた」系の譜面である。それも最早太鼓さん次郎じゃ無いかと疑うレベルの精巧な音取りがなされており、結果としてこれまで存在したどんな譜面とも一線を画するリズム難譜面が出来上がってしまった。
しかも、この譜面の最大コンボ数は1119という驚異的な数字となっている。普通リズム難譜面は低速だったり繰り返しが多かったり難所以外は明らかに難易度が抑えられた簡素な譜面になっていたり物量が少なめだったりと何かしらの配慮がなされているのだが、この譜面にそんな甘えは通用しない。ほぼ全編に渡って訳の分からないリズムで音符がノンストップで流れてくる。それに加えて前述のBPM揺れもあるので、全良難易度は太鼓の達人全譜面の中でも最高レベルである。
その恐るべき難易度に加えて精度の取りにくいタタコンやボタンでのプレイを強要される家庭用作品での配信だったこともあり、全良者は当日どころか2020年3月11日まで現れ無かった。今でも全良者はたったの7人しかいない。
音源をよく聴いて譜面を把握しようにも、人間の耳では聞き取り不可能なレベルの音まで取っている上アドリブ風アレンジの多い楽曲なのであまり効果は無い。はっきり言って、努力だけではどうにもならない譜面と呼べるだろう。
今のところPS4やSwitchでしか遊べない家庭用限定譜面だが、その難易度故に「万戈イム-一ノ十や≠MMのように段位道場『達人』でしか遊べない難関曲としてアーケードにも収録されるのでは?」と予想するドンだーも多い。