概要・おおまかな歴史
ラジコンの送信機の俗称。
黎明期のラジコンではON/OFFのみの制御やメカニカルフィルタ装置を使用した複数チャンネルのON/OFFといったことしかできなかった。後に、技術の進歩で送信機の操作スティックやホイールを動かした分に比例して受信機側のサーボモーターが動く比例制御(プロポーショナルコントロール)が出来るようになり、比例制御が当たり前となっていった。その後いつしか送信機のことを「プロポ」と呼ぶようになった。
現在では更なる高度化が進み、双方向通信ができるようになったため送信だけではなく受信機からのテレメトリーデータを送信器に表示するといったことも出来るようになっている。
周波数帯
ISM帯となる2.4GHz帯が採用される前は以下の周波数帯が割り当てられており、競技など複数台を一度に動かす際は送信機に同じ帯域内で別々の周波数の水晶発振子を取り付けて混信を防ぐ形をとっていた。
27MHz帯 | 地上・水上用 |
40MHz帯 | 地上・水上用・空中用 |
72MHz帯 | 空中用 |
73MHz帯 | 産業用 |
近年では通信がアナログ無線からデジタル無線に変わり、送信機と受信機とでペアリングを行う形になっている。