畷左門
なわてさもん
畷左門とは「必殺仕事人」の登場人物(メイン画像下)。
演:伊吹吾郎
概要
1979年度版『必殺仕事人』に登場する仕事人の一人。
かつてはとある藩(後述の愛刀から、肥後周辺のどこかと思われる)の藩士だったが、藩の家老が妻のお涼に手を出したためこれを斬殺し脱藩。浪人として江戸に逃れお涼や娘の美鈴とともに長屋での生活を送っていた中、裏社会の重鎮・鹿蔵から誘いを受け裏稼業に足を踏み入れた。
件の家老の息子が主水にそっくりな顔立ちであるらしく、初対面時には人違いで彼に斬りかかったりもしていた。幸いすぐに誤解は解け、紆余曲折を経て飾り職人の秀も加えた3人で裏稼業を行うこととなる。
ちなみに秀とは同じ長屋の隣同士で、娘の美鈴は秀によく懐いている。
仕事人としては当初こそ不慣れぶりが見られたものの成長してゆき、精神面ではむしろ秀よりも年長者ぶりが目立っていた。
28話までは浪人だったが、29話以降、愛刀だった同田貫を売りそれを元手に屋台おでん屋を開業、それを機に坊主頭となり、侍らしい堅苦しさも鳴りを潜めていった。
殺し技
28話までは、相手を正面から討ち取ることに重きを置いた「剣術」。愛用の同田貫で相手を斬り殺すものだが、同じく刀を用いる主水が暗殺を主とするのとはなかなか対照的である。
29話の転職以降は高い身体能力を用いた豪快な「体術」に鞍替えし、悪人の腰骨を外して二つ折りにする技を用いるようになった。
この技に慣れてきてからはあらかじめ赤い糸を親指に巻いて骨外しの際の力加減を見極めるようになっており、骨外しの際に糸が千切れるカットが映るという特徴的な演出が見られた。