概要
ユーバロット(U-BAROT)とは、1988年に北海道の夕張市にあるテーマパーク「石炭の歴史村」の敷地内に建てられた施設「ロボット大科学館」のメイン展示物として制作された巨大ロボット型アトラクションの名称。
名前の由来は「夕張」とその語源であるアイヌ語の「ユーパロ」と「ロボット」を掛け合わせたもので、設定上は石炭とシューパロ湖の水で動く。
体内にはコクピットが設置され、来館者が操縦を疑似体験出来た。
館内では東映アニメーションによって制作された短編アニメ『新世紀ロボ ユーバロット誕生!』が上映されており、幼い兄妹を守り地球外の侵略者に立ち向かうヒーローロボットとして描かれていた。
ロボット大科学館が開館した年に上映された映画『恐怖!悪魔峠の怪人館』に同館のプロモーションを兼ねて秘密結社ゴルゴムがある科学者を脅迫して作らせた戦闘ロボットとして登場した。
2006年夕張市の財政破たんのあおりを受けて石炭の歴史村が自己破産を宣告。
2008年老朽化が進んでいたロボット大科学館と共に解体された。
館内に展示されていたミニチュアは同館の展示物が官公庁オークションにかけられた際に東京都豊島区池袋の化粧品通販会社に落札され、2021年現在本社ビルの受付に展示されている。