『罪なき者を傷つけておきながら、醜い保身の為に、その死まで貶める』
「命を守る義務を放棄し、テレビで正論を述べるとは。外道よ、貴様に相応しい死をくれてやる」
『自慢のよく回る舌が、この伊集院に通じると思うなよ』
「お前さ……次拳銃撃ったら、絶対見つけて脳ミソブチ撒けるから……」
「貴様には特別番組に出てもらう。内容は、閻魔に対する自己弁護だ」
「いつまで寝ているつもりだ。本番はもう始まっているぞ」
「息がドブみてぇに臭ぇんだ。黙ってくれねぇか……」
「さて、お前の被っている化けの皮は、どのくらい引き剥がせるかな?」
「どうしたスター? 空を飛んでいるんだ。手の一つでも振ってみろ」
「じゃあ……お前って、上級国民なの? 一般人か?」
「愚民一人が死んだところで、何だっつうんだ…… お前が言ってたよな? そのまま死ね」
対象
依頼人の息子を轢き逃げし、反グレを使って山奥に遺棄しまだ生きていた彼にトドメを刺したテレビ司会者村雨慎太郎に執行。反グレと伍代の台詞からそれ以外にも余罪多数であることが示唆されている。
罪人の確保
村雨は伊集院に捕えられる直前に狂犬長野と言う半グレを護衛に付かせていて、伊集院を射殺しようとしたが、伊集院のほうが早く拳銃を出し、「次拳銃を撃ったら絶対見つけて脳みそブチまけるからな」という脅しに長野は屈して逃走してしまったため、村雨は捕まってしまう。
概要
中世スペインにて異端審問に使われていた拷問で、元はブレストリッパーという女性の乳房を剥ぎ取る器具を改良したもの。相手の腹に蜘蛛のような形の鉤爪を突き立て天井につるし上げることで腹の肉を引きちぎる。
過程
拷問前に反省の意志を確認する際殺害した男性に対して村雨は彼を愚民呼ばわりしたため伊集院は意趣返しのために「生きたいか」という問を投げ村雨は「生きたいです」と命乞いをするも、その際に自ら愚民と認めたため「愚民一人が死んだところで何だっつうんだ? お前が言ってたよな。そのまま死ね」と切り捨て、村雨は約5時間ぶら下げられた後、鉤爪に引きちぎられ、臓物をまき散らしながら絵では表現出来ない程無惨な姿となって絶命した。良くも悪くも芸能界の大物がターゲットだったため、村雨の失踪でテレビ局は大混乱になったという。