壱与(Fate)
いよ
プロフィール
真名 | 壱与 |
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クラス | ルーラー |
性別 | 女性 |
身長 | 155cm |
体重 | 43kg |
出典 | 魏志倭人伝 |
地域 | 日本 |
属性 | 秩序・悪・地 |
好きなもの | 体を動かすこと、踊り、どんぐり |
嫌いなもの | 愚かな民衆、早起き |
設定担当 | 経験値 |
ILLUST | 経験値(原案)、toi8(FGO) |
CV | 小澤亜李 |
ヤングモリアーティに続く2人目の悪属性ルーラークラスである。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するルーラークラスのサーヴァント。レアリティは☆4。
2022年のイベント『ぐだぐだ新邪馬台国』にてイベント配布される。
初登場は『ぐだぐだ邪馬台国』の後日談からで、魂だけの状態で卑弥呼のカルデア行きを羨ましがりつつ、邪馬台国を襲った事件の後始末を任される羽目に。
暫く経ってそれが終わりそうだった折、幽玄の中に魂を集める特異点が発生している事に気づき、縁の出来ていたカルデアに時空を超えたSOSを要請。自身もサーヴァントとして霊基の身体を得、共に事態の解決を目指して戦う事になる。
ちなみに、メイン画の姿は巫女装飾を外した普段着仕様で、イベントクリア後に簡易霊衣「思い出の休日スタイル」として霊衣開放権が入手可能。奇しくも再臨で村人の服装から巫女服になる卑弥呼とは逆になっている。
真名
邪馬台国を統べる女王・卑弥呼の死後、その後任になったとされる女性、『壱与』。
卑弥呼以上に資料が乏しく謎の多い存在だが、魏志倭人伝によれば、初代女王亡き後、13歳にして女王となった壱与が混乱する国をまとめたとされる。
なお、卑弥呼の後に男性の王(名称不明)が2代目の王になるが国はまとまらず、その王の座を壱与に代わったところ国が安定したという経緯があるため、厳密に言えば3代目。
晋の武帝に朝貢を行うなどし、よく国を治めたものの、巫女としての力は卑弥呼には及ばなかったとか。
それ以降、邪馬台国は歴史から姿を消してしまう。
女王・壱与はどのような生涯を辿ったのか、邪馬台国はどうなったのか、邪馬台国はなぜ忽然と姿を消したのか、それらの記録は一切残っておらず、現在でも謎につつまれたままである。
本作独自の解釈として、卑弥呼や自分の後に続くに足る後継者を見つけられなかったことが致命的な原因だった模様。
「なんか全部私が悪いみたいな感じですけど、私だけのせいじゃないっていうか、卑弥呼さんがアレっていうか……ふぇ~ん、すみませ~ん」
またこちらも独自設定ではあるが、元々は邪馬台国と敵対していた狗奴国の巫女であり、生贄にされそうだったところを卑弥呼に成り行きで救出され、その才能を見いだされて弟子入りしたということになっている。
人物
一人称は「私(わたし)」。
師同様、民を想い国を導く良き女王であったようで、作中でも地味ではあるが非常に重要な立ち回りをこなした。
為政者として普段は女王然として振る舞っているが、素は割と砕けた人柄であり、明るく陽気で人懐っこい。卑弥呼に対してかなり軽く気安い口調で話しかけている等、この師にしてこの弟子ありな性格の持ち主。
会話の中で『クレーム電話対応』『プレミアムフライデー』などといった現代的な単語をしばしば口にしており、彼女も同じく英霊として座に登録され、現代に召喚された経験を持っている模様。
そのイメージは「世間の荒波に揉まれつつも健気に頑張る新人OL」の様で、そのためか、溜めたストレスなどはアフターの飲みの席などで発散している様子。
卑弥呼に弟子入りしている間に体術などの修行もつけてもらったようで、華麗な邪馬台国女王蹴技の数々は、民への人気も高かったとかなんとか。
「言う事聞かない悪い人は、おもいっきり蹴っとばしちゃいますよー!」
……結局、パンチかキックかの違いだけなのでは?
ただし、スペック事態はどうしても師匠に劣ってしまうため、そこは技量でカバーしているとのこと。そのために無理が効きにくい。
また生い立ちからして相当な不幸体質であるようで、彼女の関わった事柄には尽く不幸が訪れており、それで両親や故郷を失っている。そのために本質的にはネガティブで自虐的であり、普段の明るく陽気な姿はその本質を隠すための裏返しとも取れる。
あまり表には出さないが、光属性な卑弥呼に対して闇属性っぼい自身の力が少し不満な様子。
ちなみに、肉が付きにくい体質が悩みの一つ。何を食べても筋肉も脂肪もつかない。一部の女性陣からはその悩みに対して複雑な顔を向けられている。
能力
卑弥呼同様、優れた呪力と格闘で戦うが、「とりあえず凄いパワーでどかーん!」といった感じの向こうとは違い、高度で繊細な魔力操作を得意とするスタイル。
用いる属性も、光ではなく闇となっている(その割には「壱与レーザー」などという技も繰り出しているが)。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | D | C | B++ | B | C | C |
保有スキル
対魔力(B) | ルーラーのクラス特性。魔術に対する抵抗力。三節以下の詠唱による魔術を無効化し、大魔術・儀礼呪法など大掛かりな魔術を以ってしても傷付けるのは困難。 |
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陣地作成(B) | 本来はキャスターのクラス特性。呪術師として、自身に有利な陣地を作り上げる。魔術師のそれとは、原理が根本から異なると思われる。 |
天然の肢体(B) | しなやかで美しい手足、原始の人間が持っていた活力を宿す美しい肉体、スレンダーボディ、美しく力強い蹴りを放つ見事な脚線美。パワーでは卑弥呼に劣るため技術でカバーしているが、向こうと違い幾ら食べても太らない得な体質。 |
狗奴の呪法(C) | 狗奴国に伝わる獣の力を宿す原始的な強化魔術。人の身に獣の魂を塗り込み力を得る。使いすぎるとその身を獣へと変じてしまう危険な呪術。 |
鬼道(滅)(B) | 原始的な呪術。神道の原型であるとも言われる。系統立った魔術体系とは異なり、詳細は謎に包まれている。卑弥呼の後を継いだ壱与は同じく鬼道を操り、国を治めたが、彼女のそれは卑弥呼の鬼道とは全くの別系統である。 |
闇の託宣(B) | 卑弥呼の『光の託宣』と対を成すスキル。空の星辰と交信して占いを行う卑弥呼とは違い、地の深淵と交信する壱与独自の託宣。大地に潜む暗く深い何かの声を聞き、未来を占うことが可能である。ここでも闇属性なのか…… |
終末の巫女(C) | 全てを滅ぼす兆しとされる、狗奴に伝わる滅びの巫女。彼女に纏わるものは皆、滅びへの道を辿ると言われている。応用して敵に不幸を齎すことも可能。「しゅうまつ」と言っても、週末のプレミアムフライデーとかとは特に関係ない。 |
宵闇翳る月御珠(よいやみかげるつきのみたま)
- ランク:C
- 種別:対軍宝具
- レンジ:14
- 最大捕捉:140人
「古き深淵よ、開け。」
「地を這う光。天を覆う闇。時すら届かぬ深淵に沈め。『宵闇翳る月御珠(よいやみかげるつきのみたま)』!!」
大地の深淵に巣くう何かと交信しその力を操る魔術。真名解放時には勾玉による魔力拡散を行い、広範囲にわたり対象の心を汚染、魂を零落させる。滅びの巫女たる壱与の破滅の託宣。
壱与が卑弥呼の光の力とは異なる、呪術師としての闇の才能を開花させた宝具。
「もしかして、なんかイメージ良くないです?」
敵全体を攻撃するアーツ系の宝具。効果は、
・自身の宝具威力を3ターンアップ
・3ターン呪いを付与
・3ターン呪厄を付与
ダメージ前にバフが入る為、星4宝具としては威力は高い。宝具バフは3ターン持続するので、宝具を連射するほど火力が上がっていく。呪いと呪厄の付与でスリップダメージも稼げる。
関連人物
生前
先代にして師匠で、命の恩人。公的には「卑弥呼様」、私的には「卑弥呼さん」と呼んでいる。
現在の陽気な人格も彼女との関わりから形成されたようで、大きな影響を受けている。
ちなみに、卑弥呼がマスターに気があることには気がついているが、卑弥呼本人が照れ隠しで否定している為、卑弥呼がカルデアに出向いた意中の人物を紹介しろと(意地悪込みで)せがんでいる。
卑弥呼の弟
生前は大変にお世話になったようで、卑弥呼の弟とは思えないほど思慮深く穏やかだったと表する一方、なにか思うところがあるのか、最終的には「やっぱり姉弟」と評している。
元師弟。不幸体質で身寄りの無くなった壱与を引き取り、「祖の獣」復活の生贄にする為、監禁して虐待し、負の感情を育てようとした。最終的には卑弥呼に連れて行かれたため、自身か「祖の獣」の生贄になる。
最初から生贄にする気があったかどうかは不明ながら、自身の魔術を一通り伝授している。
虐待云々に関しては恨んでいないが、食事が獣臭い肉一辺倒だったことは根に持っている。
Fate/Grand Order
契約したマスター。普段は卑弥呼に倣って「未来さん」呼びしている。
主従というよりは仲の良い同期の同僚、または友人に近い関係。たまに壱与の愚痴に付き合ってあげているようだが、そのためか飲みの席に拉致られることも多い。
彼/彼女の荷が勝ちすぎる現状にはかつての自身を重ね合わせ、同情とも共感とも取れる態度をとっている。
卑弥呼の想人である事には感づいているが、照れ隠しで否定したことから手を出そうかと考えているなど、そこそこ気はある様子。
一目でその実力を看破し、驚嘆している。
異国の魔術などにも興味があったらしく、いつか教えを請いたいと思っている。
イベント『ぐだぐだ新邪馬台国』で共演。
彼女からの千利休の評価は、イベント内での数々の外道な行いや奇行を鑑みて「極悪茶の湯女子」といった残当なものとなっている。
マイルームでは「抹茶ラテを点てて欲しい」と利休の地雷を踏んでいたりと、扱いも割と雑なようである。
同年に実装された、亡国の最後の統治者だったサーヴァント。