横尾公敏原作の架空戦記漫画。単行本は全5巻。もとは同人誌として描かれ、徳間書店の『月刊COMICリュウ』で2007年から2011年まで連載された。また2012年には連載前の読切短編に180ページ加筆された『第零巻』が発売。
史実とは違う歴史を歩んだ世界の第二次世界大戦の最中。死病に侵され、日本軍のサイボーグ兵士「機械化人間」日ノ丸人となる事を選んだ研究者・三船敬三。投入された日ノ丸人は、その圧倒的な力でもって戦局を覆した。
しかし機械化人間の登場は戦争の有様を大きく変化させ、戦いはより激しさを増していく。機械化人間を兵器としてしか見ない生身の人間達、戦友たちの死、英雄として祀り上げられる自分、裏でうごめく陰謀、そして機械化人間たちの叛乱……。
三船は機械化人間としての苦悩や葛藤を背負いながら、時代に翻弄されながら、家族の為に戦い生き残ろうとする。