「どっちが強大かじゃねぇ!!どっちが大切かだ!!」
プロフィール
概要
リーゼントと黒い革ジャンが特徴的な魔物の子供。かつて魔界にて家族同然の存在であったチェリッシュを探してパートナーのジードと共に世界中をバイクで旅している。(おそらく彼も人間よりは嗅覚に優れているのだろうが、髪の匂いだけを手がかりに世界中を回っていたらしい)
また、ジードとは「自分のことは自分でやる」という約束を交わしており、その日の宿と食事は自分で探している。(宿が見つからなければ野宿、食事はジードへのツケになるらしい。ジードはテントを持参している)
熱血でひたむきな性格であり、ジードに言わせれば「バカで生意気だが大切なものが何かってのはわかってる」との事。
登場当初からチェリッシュを常時気にかけており、ガッシュと親しくなった後、ガッシュの脅威を説くアースに記事本文一番上の台詞を叫びながら立ち向かっていくと、非常に人情に厚い。
魔界の王になる事自体はそれ程関心が無かったのか特に言及はなかったが、魔界に帰る直前の台詞から孤児たちでも安心して暮らせる国を作ろうとしたようである。
金色のガッシュ!!2においてはゼリィとワイグの回想にて登場。成長し背丈も高くなっている。孤児院の魔物の子供たちを守るためにレインと共にワイグに立ち向かった。
ガッシュの口から生存していることが語られてはいるが、孤児院(テッドハウス)の子どもたちを守るために戦い重傷を負ったとのこと。
作中における活躍
ファウード編で初登場。
ジードと共に世界を旅している最中、モチノキ町を訪れその日の宿を探している最中図らずもガッシュ・ベルと出会う。その後紆余曲折あって力比べの喧嘩をし、友情が芽生え、ジード共々高嶺家に一晩お世話になる。
その日の晩、ガッシュのバオウ・ザケルガを見定めに来たアースとガッシュと共に戦い、激闘の果てにこれを退ける。
翌朝、清磨の母が作った卵焼きを朝食に食べたのちガッシュと別れ、再び旅に出た。
その後、ガッシュたちがファウードに乗り込んだことをナゾナゾ博士から聞き、アポロのジェット機によって加勢に現れ、ファウードの脊髄の部屋においてガッシュたちに追いつくが、そこでついにチェリッシュと再会を果たす。
しかし、チェリッシュはゼオンの雷への恐怖によって心を支配されており、同行していたギャロンの持つ「雷の結晶」に恐怖を呼び起こされテッドへの攻撃を強要されてしまっていた。
テッドはそれでもなおチェリッシュを信じ抜き、ギャロンと戦う。その姿はチェリッシュの中の恐怖を取り除き、彼女の目を覚まさせた。
その直後最後の技の撃ち合いになるが、ギャロンの最大術をテッドはあえてその身で受けたことにより本に火をつけられてしまうがこれを耐えきり、術の発動後の隙を付いて「ファイナル・ギア」の力によってギャロンを雷の結晶ごと貫き勝利する。
チェリッシュのパートナー(男装したニコル)に気付かない程チェリッシュしか見ていなかった事を笑われながらもチェリッシュからのキスを受け、最後は愛するものと相棒に看取られながら、自分達のような孤児でも安心して暮らせる国を作る事を託して魔界へ帰って行った。。
アニメ『金色のガッシュベル!!』においてはやや展開が異なり、ある理由から仲違いしたチェリッシュの誤解を解くべく旅をしていた。
ファウード内部にて彼女と再会し、誤解を解くことこそできたもののその直後チェリッシュはファウードの体内魔物によって魔界に返されてしまう。
怒ったテッドは「マキシマム・ナグル」で体内魔物を打破するが、彼にとっては苦い結末で旅は幕を閉じた。
また、原作と違い退場していない。
原作最終回においては魔界に帰ってからの姿が1コマだけ描写され、チェリッシュ、レインと共に新しく家を建てていた。
戦闘能力
基本的に身体能力が高く、大柄な魔物すら素の腕力でぶっ飛ばせるほどだが術の力によってこれをブーストしていく。
使える術は肉体強化系の術のみ。
また他の魔物の強化術とも違って、まず第一の術である「ドラグナー・ナグル」を唱えてから第二の術⇒第三の術⇒第四の術と一段階ずつ術を唱えていくことでエンジンのギアチェンジの如く肉体を強化していくという特徴がある。
この性質上、段階的に術を唱える過程をすっ飛ばしていきなり第三、第四の術を唱えるようなことは不可能である。
- ドラグナー・ナグル
第1の術
身体能力を強化する。これ以降の術を発動するにはまずこれを発動する必要があるという、いわばエンジン始動の合図のような術
- セカン・ナグル
第2の術
第1の術より身体能力を強化する
- サーズ・ナグル
第3の術
第2の術より身体能力を強化する。攻撃時に残像を生じさせることも可能
- フォルス・ナグル
第4の術
第3の術より身体能力を強化する。これ以降は肉体強化による反動の大きさも考慮し滅多に使わないため、実質的にはこれが最大の強化として扱われる
- フィフス・ナグル
第5の術
第4の術より身体能力を強化する、テッド曰く「トップ・ギア」。しかし使用時の反動も強力になっており今までの術とは違って、肉体強化の反動の大きさに肉体が耐えきれず、殴った反動で腕から出血するほどのダメージを負うデメリットが出てくる。
- ドラグノン・ディオナグル
第6の術?
最大呪文であり、デッド曰く「ファイナル・ギア」とのこと。ディオガ級の術すら顔負けの大爆発のようなパンチを繰り出す。当然反動もフィフスの比ではなく、使用時には、本が燃えていて身体が魔界に帰って行く状態でもティオが回復していなければ死んでいたかもしれない程のダメージを負っていた。
- シン・ドラグナー・ナグル
第7の術?
最終決戦においてガッシュの金色の本に現れた術
第1の術と違い、始動術でありなおかつファイナルギア以上の出力を持つ、加えてガッシュ自身この術によって反動を受けている様子もない。消滅エネルギーを纏ったシン・クリアの両腕を触れずに衝撃波だけで吹き飛ばし、強化された脚力でガッシュをクリアの急所である頭まで導いた
- ターボ・ファズ・ナグル
アニメ版でのトップ・ギア。実質半減していたとはいえザルチムの最大術を一撃で破った上でザルチムに123発のパンチをぶちこんだ
ただし、原作と違い反動を受けている様子が無かった
- マキシマム・ナグル
アニメ版ファイナル・ギア。肉体強化の呪文ではなく、テッドを巨大化させたようなエネルギーによる攻撃呪文
ファウードの心臓魔物を一撃で倒す程の威力だが、本人は反動で(消耗していたからというのもあるかもしれないが)暫く気絶してしまった
ガッシュカフェにおいて
チェリッシュと共に完全版14巻にて登場。
オーダーは「華さん(清磨の母)の卵焼き」「コーラ」「たまごプリン」
主にチェリッシュから魔界にいた頃の話が語られたが、孤児でありなおかつ他の孤児たちと打ち解けようともせず夜になると一人泣いていたらしい。どうやっても泣き止まなかったが、チェリッシュの髪に顔をうずめたらようやっと泣き止んで眠っていたとのこと。
そんなある日、チェリッシュが悪い大人の魔物に絡まれ髪の毛を掴んで引きずられたが、テッドはこれに怒り一撃で大人の魔物をぶっ飛ばした。この事がきっかけで自分にも戦う力がある事に気付いたテッドは、以降はチェリッシュ達を守る為に戦うようになったとのこと。
これがテッドとチェリッシュ、二人の馴れ初めであったらしい。
本編で自分の髪を魂と表現し、チェリッシュの話をする時も度々彼女の髪について言及していたのも過去の出来事による思い入れの強さの表れであったようで、上記の大人の魔物を殴り飛ばした時に至っては「オレの髪にさわるな」とまで言っている。