データ
型式番号 | EF-2000 |
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武装 |
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概要
正式名称は「EF-2000タイフーン」。
欧州連合の戦術機共同開発計画「ECTSF計画」によって開発された次期主力第3世代戦術機であり、開発計画には英国や西ドイツなどが参加していた。
欧州連合のオールTSFドクトリンを実現するためにa-10サンダーボルトと双璧を成す機体。
特徴として空母から発進し、ユーラシア大陸内部への長駆進行を行い、ハイヴ攻略も視野に入れる欧州各国の国土奪還を悲願に開発された機体。
攻撃機の天敵となる突撃級と光線級の排除と、支援砲を用いた多角機動砲撃、高機動性による遊撃が主任務となる。
外観は甲冑騎士を連想させるデザイン。
全身のブレードベンにより鋭利な印象を与える機体で、採用国のイギリス、イタリア、スペイン、西ドイツなどでカラーリング・装備がガラリと変わる為、印象が変化する機体である。
特に頭部はソ連機のワイヤーカッターと同じ役割のセンサー類をカバーするショックボウがあり鶏冠のようなセンサーマストと相まって兜を被った騎士を連想させる。
腕部の巨大なカーボンブレードや、各部のブレードベンに、脚部の鋭利な正面はいずれもBETAとの密集格闘戦における生存性を確保する欧州製戦術機の特徴的な装備であると同時に、空力制御による稼働時間延長と乱気流発生による正安静打ち消しを行い高機動性を担う。
恐らく、アビオニクスより能動的に特性を切り替え可能な仕様。
欧州連合の基本戦術ドクトリンとして、銃器による機動射撃戦が基本とし格闘戦には固定兵装で対応するとされているが、各国では引き続き近接戦闘武装の使用が継続されている。
どことなく機体レイアウトが日本帝国製戦術機吹雪(マブラヴオルタネイティヴ)に似通っており、唐突に計画が順調に進みだした事も相まって日本帝国からの水面下での技術提供がまことしやかに噂されている。
前線国家は概ね似たコンセプトの機体が開発される傾向にはあるが、第三世代戦術機の要素技術とシステムインテグレーションのビッグデータは容易に所得出来ないので「否定も肯定も出来ない」噂
となっている。(ソ連、東欧諸国はアメリカからの技術供与を受けた)
元は1980年代のNATO加盟国によってスタートした第2世代戦術機開発計画だったが足並みが揃わず、さらに追い打ちを掛けるようにパレオロゴス作戦以降の戦局は劇的に悪化。1985年にはパリが陥落、さらにイギリス本土にまでBETAが上陸、ロンドンにまで攻め込まれるが欧州連合全参加国による半年に及ぶ攻防の末どうにかBETAを追い返すに至るも英国の南部は壊滅し、10年は国力回復に費やさなくてはならず開発計画は大幅に遅延してしまった。
そのためF-15、F-16の大成功を尻目に計画は鈍化していき、パリ陥落から早期の次期主力機を望むフランスが計画からの撤退、西ドイツも撤退を示唆にするに至った。
そのような状況を挽回するために英国が主導でECTSF実証機を開発、実験部隊レインダンス中隊を組織し各国を引き留めた。
その後、1998年には先行量産型が開発され、2000年五月には実戦部隊の配備が開始された。
バリエーション
ツェルベルス大隊仕様
西ドイツ陸軍第44戦術機甲大隊"ツェルベルス"仕様に改修された機体。
カラーリングは白に変更されている。
また、「黒の狼王」の異名を持つヴィルフリート・フォン・アイヒベルガー少佐の専用機は漆黒の塗装が施されている。
その他の隊長機も全てパーソナルカラーとオリジナルエンブレムが施されている。
英国陸軍仕様
ライトグリーンカラーリングの機体、すでに生産の終了したBWS-3、通称フォートスレイヤーと呼ばれる刺突用大剣を装備する機体がまま存在する。
余りに巨大かつ重いこの武装は機体の機動制御を困難にするために装備する衛士はみな練達の精鋭である。
また王室近衛軍も存在しており、同じ装備・機体を運用している。
イタリア陸軍機
ゲーム版トータルイクリプスにほんのチョコっと登場。ヴァレリア・ジアコーザが桜花作戦時に搭乗して戦った。
噂では、ナイフ形の長刀とフォーク型の槍が装備にあるとか無いとか……
ESFP(Experimental Surface Fighter Program)
主な搭乗衛士 | モニカ・ジアコーザ | ヒュー・ウィンストン | レイチェル・ナイトレイ | フランコ・ヴェルサーチ | グレアム・オースティン |
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『レイン・ダンサーズ』に登場したECTSF技術実証機。
1995年にレインダンス中隊に配備された。
関連タグ
戦術機 第3世代戦術機 マブラヴオルタネイティヴクロニクルズ ユーロフロント ツェルベルス
ユーロファイター:実在の戦闘機。