快速「最上川」
快速最上川は、JR東日本の陸羽西線で運行されている愛称付き快速列車である。
下り列車が新庄−酒田間、上り列車が余目−新庄間で各1本ずつ設定されている快速列車で、全席自由席の東北本部(旧仙台支社)小牛田運輸区のキハ110で、下りが1両、上りが2両編成で運行されている。この列車は上下ともに陸羽西線の最速達便であり、酒田行き下り普通列車が新庄−酒田間(55.2km)1時間6分から1時間12分かかるのに対し、快速最上川は59分、新庄行き上り普通列車が余目−新庄間(43km)47分から51分かかるのに対し、快速最上川は40分という驚異のスピードで最上川沿いを駆け抜ける。
歴史
1992年7月 山形−酒田間で走っていた急行「月山」が快速に格下げされ、山形−新庄間1往復、山形−酒田間2往復になる。
1999年3月 「月山」の愛称が廃止され、新庄−酒田間2往復の無愛称快速になる。
12月 「最上川」の愛称が与えられ、新庄−酒田間下り2本上り3本の2.5往復となる。
2007年3月 新庄−酒田間1往復に減便。
2019年3月 下り列車が陸羽西線内全駅停車になり、実質区間快速に。
2022年3月 上り列車が余目始発に。
2022年5月 陸羽西線トンネル直下に交差する新庄酒田道路「高屋トンネル(仮称)」の工事に伴う陸羽西線運休により当列車も運休に。
同月同日 バス代行輸送に切り替え、愛称なし快速として2往復運行開始(2024年度中まで、詳しくは未定)
関連項目
・最上川:山形県を流れる一級河川、当列車の愛称の由来、NHKの朝の連続テレビ小説おしんの撮影地でもある
・最上(重巡洋艦)最上型重巡洋艦:大日本帝国海軍の建造した重巡洋艦。名前の由来が最上川から来ている
・最上(アズールレーン):こっちはアズールレーンの方
・陸羽西線:当列車が走っている路線