概要
別名イワダヌキ。
体長30~58㎝、尾長1~3cm、肩高30~58㎝、体重1.3~4.5kg。
岩場に棲む、大きいモルモットのような姿をした動物である。以前はネズミの仲間と考えられたが、歯の使い方や化石の研究によって、祖先はゾウやマナティと近いことが分かっている。実際、指先はゾウと同じように「蹄」がある。おそらくは6000万年程前に、このような蹄をもった小動物からゾウなどの祖先が派生していったと思われる。危険を感じると、素早く岩の隙間に逃げ込むほか、背中には白い毛の房がある。天敵に襲われるとこの毛を逆立てるのだが、すると突然、白い花が咲いたかのように見える。こうして仲間に警告をするとともに、天敵を一瞬怯ませる。