概要
クンツァイト×愛野美奈子(セーラーヴィーナス)の男女カップリング。原作漫画版に登場。新作アニメCrystalにも登場したが、改変が加えられた。
美奈子の前世・ヴィーナスは月の王女セレニティを守る内部太陽系戦士のリーダー。第一部の敵幹部ダーク・キングダム四天王のリーダーのクンツァイトの前世は、地球の王子エンディミオンに仕える騎士。二人は同じ立場だった。
『コードネームはセーラーV』によると、エンディミオンと会うセレニティを連れ戻しに地球に降りたヴィーナスはクンツァイトに惹かれていった。
ヴィーナスにもクンツァイトにも主君は命より大切な存在だったが、美奈子がエンディミオンの生まれ変わりに気付いて「あの男」と呼んだり、前世の四天王が「月の王国の監視にもう我慢できない」と月侵略に加担した(クイン・ベリルの術に精神を蝕まれた影響ではある)ことから、互いの主君をあまりよく思ってはいなかったらしい。
そして侵略軍に加わったクンツァイトと月を防衛するヴィーナスは敵同士となる。同じ地球人に生まれ変わった現世でも四天王はベリルの洗脳を受け、前世の再現のように敵対してしまう。
美奈子は一人だけ前世の記憶を持っていたが、ダンブライトに「愛した者を自らの手で殺す運命にある」と予言されており、原作第一部終盤でセレニティの生まれ変わりにもエンディミオンの生まれ変わりにも危害を加えようとしたクンツァイトを躊躇なく殺害した。
クンツァイトたちは小さな石に還り、力を失った状態で正気を取り戻したが、その後劇中では四天王とセーラー戦士は一切絡まない。
この展開は、原作第五部の美奈子の台詞「あたしにはもうとっくに命を捧げたたった一人の人がいる」「男なんてお呼びじゃない」にも繋がっていく。