CV:曽我部和恭(旧作アニメ) / 竹本英史(Crystal)
概要
『美少女戦士セーラームーン』第一部の悪の組織「ダーク・キングダム」の上級幹部「ダーク・キングダム四天王」のリーダー。
長い銀髪を持つ肉体派の青年。不遜だが、忠実でストイックな性格を持つ。軍服の胸元をくつろげ、四天王で唯一マントと短靴を装備する。
原作漫画版
「みるみるひからびていく。あわれなことだ」
ダーク・キングダム中東支部長。
色白の肌、白に近いセミロングの髪を持つ。イメージカラーは奇しくもプリンセス・セレニティと同じシルバーホワイト。手袋はつけず、初期設定では銀の三角錐のピアスを装備。
プリンス・エンディミオンの騎士だったが、地球を監視する月の王国への疑いを利用されてクイン・ベリルに洗脳され、転生した現世でもベリルに見つかってダーク・キングダムに取り込まれてしまった。
四天王最後の生き残りとして参戦。タキシード仮面をさらったが、覚醒した幻の銀水晶の光で前世の記憶を取り戻す。しかし、化身の石を額に排出されて再洗脳された。
街のカップルのエナジーを吸収して殺害するが、セーラーヴィーナスたちの「セーラープラネットアタック」で化身の石を残して消滅。化身の石はタキシード仮面に届いて身代わりに割れてしまい、幻影がクイン・メタリアの弱点を伝えて別れを告げた。その後も幻影が地場衛に助言を行っている。
『コードネームはセーラーV』によると、前世のセーラーヴィーナスと惹かれ合っていた。ダーク・キングダムの下部組織ダーク・エージェンシーを率いるダンブライト(アドニス)は直属にして腹心の部下だが、ある事情で恨みを買っている(各リンク先ネタバレ注意。クンツァイト自身は全く気付いていない)。
ちなみに愛野美奈子のファーストキスの相手にそっくりさんの「斎藤先輩」がおり、ダーク・キングダムに操られる前の本人の可能性もあるが真相は闇の中。
旧作アニメ版
「リフレーッシュ!とは叫ばんぞぉーっ!」
イメージカラーは青。褐色の肌、水色に近いロングヘアの髪を持つ。四天王仲間のゾイサイト(男)の恋人として初登場し、視聴者の度肝を抜いた。
ネフライトを「いつでも消せる」と言い切るなどの自信家。美しい女性も好むことから両刀使いである模様。
ゾイサイトの虹水晶収集任務を手伝っていたが、タキシード仮面に危害を加えたためにクイン・ベリルの報復を受けたゾイサイトを花園の幻に包んで最期を看取った。その後は人間を妖魔に変えてセーラームーンの正体を探らせたが、ダーク・エンディミオンに任務を邪魔されてしまう。
アジトの場所を知ったセーラー戦士を多次元混乱世界に捕らえようとしたものの、月の王国の廃墟に転移・帰還されたために光のカッターで攻撃した。
「ムーンヒーリングエスカレーション」の浄化を断固拒否するが、セーラームーンに跳ね返されたカッターに貫かれ、ゾイサイトの魂の導きを願いながら倒された。
セーラー戦士が敵を殺してはならないという教育的配慮があったためか、言い訳のように「俺の武器で俺が…」と自滅を強調する台詞が入れられた。
アニメイトカセットコレクション版
Sっ毛がある。本編に輪をかけてバカップル化し、ラジオ番組のDJのクンツァ・伊藤を名乗ったり、遊園地の売り子に変装するなどした。なんかノリが後のアマゾントリオに近い。
「ムーンヒーリングエスカレーション」(アニメイトカセットコレクションでは記憶を部分消去する効果がある)の洗礼を受け、本編で拒否した「リフレーッシュ!」の断末魔を叫んだ。
実写版
演:窪寺昭
イメージカラーは金。中華ファンタジー風の容姿を持ち、赤い花のモチーフの軍服を着る。前世ではエンディミオンに剣を教えていた。
洋館の青年・シンとして暮らしていたが、前世の記憶に目覚めてダーク・キングダムに加入した。ただしベリルに忠誠を誓わず、前世の世界の破滅を招いたエンディミオンと前世そのものを憎んで全てを滅ぼそうとする。
本作でもテレビアニメ版と同様人間を妖魔に変えることができ、セーラームーンさえも妖魔にしかけた(この際にドレスに着替えさせてもいる)、また、セーラーマーキュリーの孤独な心にシンパシーを感じてダークマーキュリーに覚醒させた。セーラー戦士を自らの配下に二度も納めており(一度目は未遂)、四天王のリーダーとしての実力の高さがうかがえる話である。
関連イラスト
関連タグ
美少女戦士セーラームーン セーラームーンの敵キャラ ダーク・キングダム ダーク・キングダム四天王
セーラーサターン…銀色の三角錐のピアスが共通。
双子座のサガ…異次元を操る技と旧アニメ版に於ける中の人繋がり
実写版の関連キャラ
バンリキ魔王 イナズマギンガー ダークナイト バイオハンター・シルバ 流れ暴魔ヤミマル アバレキラー/仲代壬琴 スーパー戦隊シリーズの第三勢力。アバレキラーのみ最後はアバレンジャーと共闘した。