ギルモア
ぎるもあ
曖昧さ回避
1.ヨーロッパの人名、"Gilmour" のカナ表記。
実在の人物としては
- デヴィッド・ギルモア(David Gilmour)(イングランドのミュージシャン)
- ビリー・ギルモア(Billy Clifford Gilmour)(スコットランド出身のサッカー選手)
等が有名。
概要
『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』の登場キャラクター。
クーデターでパピ大統領からピリカ星元首の座を奪い取った独裁者。
徹底した監視社会と恐怖政治でピリカ星を支配し、自ら皇帝になろうとしている。
とても用心深く猜疑心も強く、癇癪持ち。
自身が民衆から支持されていないことも自覚しており、反乱を恐れ(※)側近ですら信用していない。その人望の無さ故にピリカ星の全軍を完全掌握しきっておらず、軍の反乱を恐れて正規軍を動かさず治安維持はもっぱら自身の私兵とも呼べるPCIAと無人兵器のみに頼っており、これが後に敗北に繋がる事となる。右腕と言えるドラコルル長官からも、この疑い深さと人望の無さには含むところがあった模様で陰で皮肉を言われていた。
劇中では自らのピリカ星支配の最後の一手として反対勢力の希望である宇宙へ逃亡したパピを捕らえ処刑するため、ドラコルル率いるPCIAを地球へ派遣する。
さらに舞台がピリカ星に移ると、圧倒的な武力で地球からの援軍であるドラえもん達を追い込んだ。
しかし、処刑の際にスモールライトの効力が消え、元のサイズに戻ったのび太達の逆襲にあい、最後はドラコルルにのび太達を相手させている間に逃亡を図るがパピを支持する民衆に行く手を防がれ御用となった。
『のび太の宇宙小戦争2021』でも少々デザインは変更されたが続投している。
1985年版以上に独裁者、クーデター勢力の首班という立場が強調されており、政敵ともいうべきパピとの対峙シーンが大きく増量した為、ドラコルルに負けず劣らずな程度に存在感が増している。
また、空港へ逃走するシーンでは立ちあがった民衆達に行く手を防がれるシーンは同じだが、1985年版は引き返すよう命令するもドライバーロボットは無視、怒り狂ったギルモアは最後にドライバーロボットを殴って破壊したところで進退窮まる。一方の2021年版は逃るシーンは同じだが最終的にドライバーロボットは自力で車を止める無視して逃げるとなり側近であったドラコルルからどうせ逃げられはすまい」と上司の末路を予測されに加え命令に従うロボットすら見捨てると言うように小物感が大幅に増している。
※……フォロー&補足しておくと、まずギルモア自身が反乱を起こした立場であるために、元々の懐疑心の強さに加え、逆にそれ(反乱)を自分がされればどれだけ恐ろしい事なのかを“よ~くご存知”だったのだろう。