望むのなら追いかけてきて
あのくちづけは赤いTatoo
運命(さだめ)の予告刻むTatoo
概要
『劇場版美少女戦士セーラームーンR』の主題歌。
制作直前に初演が行われたミュージカル版の曲を気に入った幾原邦彦監督たっての要望で、ミュージカルの曲を担当する作詞家の冬杜花代子と作曲家の小坂明子に制作された。
テーマ曲をキャストが歌うミュージカルに倣ってか、主要キャラクターの声優(三石琴乃、久川綾、富沢美智恵、篠原恵美、深見梨加)が歌を担当。
クライマックスの戦闘シーン?の挿入歌としてフルバージョンが使用された。
子供向けアニメ映画の主題歌であるものの、ドラマチックな音楽と輪廻転生にキスマーク(=赤いタトゥー)を絡め、主人公・月野うさぎ(三石琴乃)パートの「愛は夢のままではつづかない むさぼれば美しいしかばね それでも」のフレーズなど、女の所有欲に似た愛と執着を描いた曲となった。
「みんなで助け合いましょう」という歌詞を想定していた幾原監督は面食らったがこの曲を気に入り、映画内ではクライマックスの挿入歌、インストルメンタルバージョン、エンディングテーマの計三回使用されたという。
天王はるかと海王みちる役の緒方恵美と勝生真沙子によるカバー(緒方氏のカバーアルバム「アニメグ」収録)や、テレビアニメ版エンディングテーマ「乙女のポリシー」の石田耀子によるカバー(石田氏の公式Youtubeチャンネル)、更にCrystal版の主題歌を担当したももいろクローバーZによるカバーも存在する。
歌詞には「消えないタトゥーをつけたから生まれ変わっても私の彼は絶対に渡さない」という月野うさぎの恋敵でもある悪役・クイン・ベリルへの当てこすりの意味合いがあるらしい。