概要
「愛の貧乏脱出大作戦」の名物ともいえる人物で、本名は「南信哉」。普通は修業で失格になった店は取り上げないが、彼は例外的に何度か特集が組まれている。
経歴
北海道函館市で「ラーメンみなみ」を経営していたが、彼の作るラーメンは数日前のスープを使い回し、表面には灰汁が浮いているという酷いもの。しかし彼はそれを旨味と主張し、節約の為と冬場は海岸から立木を拾ってきて薪にして薪ストーブで過ごし、夏場は風呂に入らないという料理人にあるまじき一面も見られた。
修行
達人の店である「四五六菜館」でのラーメン5人同時修業では早速試食会で集中放火され逆ギレし、持参したもやしは腐ってる、スープは何でもかんでも突っ込むという有様で、他のみんなは団結する中一人だけ黙々とスープを作り最初は優位に進むが、それで慢心したのかレシピを無視してスープを作り、独自の理論を展開し他のメンバーに余計なアドバイスまでする。
結局、スープの試験では灰汁だらけのラーメンを作り、失格となってしまう。
その夜、本当は「もう帰りたかった」と主張し、次の日「一時撤退する」と言って一人だけ帰宅しようとする。他のメンバーが引き留めるも帰るという意思は固く、結局リタイアしてしまう。
みのの怒り
それからしばらくして、視聴者からみなみちゃんが合格してないのに勝手に『達人直伝の味』と言う旨の紹介文を含んだチラシを無断で作成し、店内に掲示したり外部に配布したりしていたという情報が入った他ゲストの高橋英樹が別番組のロケで函館に訪れた際にこのことを知る。
この情報を元にみのもんたが店を訪れ、「あなた合格してないじゃないか!いきなりこう言う物を送られて見せられてどう言う気持ちになる?どう言うことだ!?」「私は合格できませんでした、でも努力はしました!もう一回挑戦します!どうでしょう?お店に来てくれた方が合格って言ってくれたらもう一度横浜に行きますって書いてあったらあんた立派だよ!」と彼を叱責する。
その後、みのが交渉し再修業が認められ、ボール洗いから始まり、ひたすら前向きに修行に取り組む姿勢が見られたが、1ヶ月程経つとやる気が失せ始め、結局43日目で再びリタイアしてしまう。
これにはみの自身も彼に愛想を尽かし「もう二度と我々が彼の店を訪れることは無い」と番組で公言した。
その後、店主はみのに対し今までの無礼をお詫びしたいと申し出たが、申し出を断ったという。
さらにレギュラー放送終了後の2003年1月1日のスペシャルでは以前の修業先とは別店舗である「ラーメンてつや」でも4人同時修業に参加したが、杜撰な経営態度が問題視され、ここでも失格になった。
現在まで
2010年10月のスペシャルにて、番組における度重なる失格や白血病との闘病生活を踏まえて、自分なりに経営方針や味を見直し、店を改装して函館に訪れるロシア人が常連的に来店したり、以前はバカにされたことで嫌っていた子供達にもアイスクリームを振舞うなど、態度が若干軟化した様子が取り上げられた。「将来はロシアに行ってみたい」と、ロシア語を勉強する姿も映された。
その後、2020年5月19日にテレビ東京で放送された番組「浦和から持ってきて!」にてで店主に電話取材を行ったところ、体力の限界のため2019年に閉店したことが判明した。
関連タグ
三中元克…彼同様にかつて一般素人として他局の番組のオーディションでレギュラーの座を勝ち取るも人間性の汚さによって過ちを犯し続けた果てに、番組がセッティングしたみちのくプロレスでのプロレス挑戦企画から脱走。
さらにはその企画から逃れるために番組に無断でプロ芸人に転向しようと画策、彼の独断専行を止めようとするスタッフや共演者の忠告も無視して企画を潰すという最悪の愚行を犯し、番組を降板させられた上にフジテレビからも出禁を食らうという重いペナルティを受けてしまう。