概要
1996年から1997年にかけて放送された特番が好評だったため1998年からレギュラー放送開始。2002年まで放送された。司会者はみのもんた。
この番組では「心が豊かな貧乏」の店主を救っており「心が貧しい貧乏は駄目」という趣旨の発言もしている。
主な内容としては客足が遠のき閉店の危機を迎える店の主人が有名店で修業し、合格を貰えれば費用番組持ちで店をリニューアルオープンすることができるというもの。
依頼人の大半は飲食店や宿泊業で、一度だけホテルをリストラされた元料理長の再就職に密着したり、店の経営をしたことが無い男性が脱サラしてたこ焼き屋をオープンさせるための修行に密着した回もある。
大まかな流れ
店舗の立地や様子、借金状況、近所の評判といったものを調査したうえでスタジオでみのとゲストが再生できそうかを話し合いゲストが再生できそうと判断すれば救済プロジェクトが始動、修行が開始される。
末期になると「みの面接」と称しオープニング後みのによる店主との面接、店舗の現状、スタジオパートという流れに変更され、店舗紹介は短縮されていった。
修業は主に達人の店で行われるが、場合によっては店主の店で行うこともあった。また、修業先を店主自身が探したり、海外で行われたり、集団で同時修業企画が行われたりしたこともあった。
期間は数日から数週間で、料理や接客マナーを基礎から学びなおすこととなる。
ときには寺で坐禅や滝行や護摩行、さらには相撲部屋や空手道場、陸上自衛隊に体験入隊などの精神修行も行われる。
しかし、元々店主は性格に難がある人物であることが多く、大抵は達人に反抗的な態度を取って口論になったり、厳しい修行に耐えかねて逃げ出したりするため中断や中止になることも多く、同時修業企画では逃亡したまま帰ってこなかったり、店主自ら辞退を申し出たり、技術面や理念上の問題などにより達人から失格を言い渡されたり、更には修行先から強制送還させられるなどで、脱落者が出るケースも多かったが、単独修行の場合は番組スタッフや店主の家族に説得されて達人に謝罪する模様が放映されることもあった。
こうした事情から一度は復活しても元に戻ってしまうことも多いためみのもんたやゲストが店のその後を見学しに行く抜き打ちチェックが時々行われるが、店主がトラブルを起こしたり番組に対し店へのクレームが寄せられることもあり、店を訪れたみのに説教されることもあった。
店のその後
番組は2002年に終了したがそれ以降も何度か特番が放送されており、その後の調査で工夫を凝らして生き残っていたり別の店に路線変更して生き残る店もあるが大半は経年劣化や店主の都合で閉店していたことが判明しており、自営業の現実や経営の難しさを改めて実感させられることが多い。
