概要
通称「そらみ」、「そらから」。
日本全国の町並みや風景を空中から撮影し、気になるスポットに取材を行う。
人間の司会者はおらず、雲をモチーフとしたキャラクター達が番組を進行させる。カテゴリー的には『旅番組』だが、上記の内容により独自の雰囲気を醸し出すことに成功した。
二度の特別番組として放送された後、レギュラー化。
2009年10月から2011年9月までテレビ東京系列で放送され、2012年秋からはBSジャパンで『空から日本を見てみよう+』が放映されていたが、2018年9月27日を以て終了した。
2009年11月度の月間ギャラクシー賞を受賞。
2010年4月以降、ポニーキャニオンよりDVDが順次発売されている。
m-floの☆TakuがBGMを制作している。スタッフロールに名前が出るだけなので、すべてのBGMを作っているのか一部だけなのかは不明。
空中から都市や風景を眺めるコンセプトは他に類を見ず、本作以外にその手の番組が出ていない(それに近いものは存在するが)ことと、くもじいなどのアクの強いキャラクターの説明など独自の番組進行などが好評で、足掛け10年の長期番組となった要因ともなった。
2代目に交代した後に起きた内容のテンポ変動の影響と、空中撮影コストの関係が重なり、2018年9月に番組が終了。以降は特番として放送される機会もあったが事情によりそれも行われなくなった。
現在そのコンセプトを受け継ぐ番組は存在していないため、ある意味ロストテクノロジーと化した番組と言えなくない。
後続作品が登場⁈
・・・ところが、2020年にドローンで町や風景を撮影してその場所を訪ねる番組『空からオジャマします!ニッポン冒険飛行』が開始したのである。
今回は空からドローンで撮影した景色や街並みを眺め、気になる場所を尋ねる番組で、ある意味「そらから」と同じコンセプトの番組と言えなくない。ただしキャラクターではなく実際の芸人(秋山竜次)がコスプレして実況スタイルで紹介する(ミクロ星人アキヤマンという設定)ので初期に先祖返りしていると言えなくない(ただし顔出しはしているが)。
ヘリコプターを飛ばして撮影していた「そらから」と比べると、一般にも手の届きやすいドローンを使用していることで撮影のコストがかからない利点があるが、衣装やセットを見ると明らかに低予算であり、かなりチープに見えてしまうのが欠点。
2022年現在のところレギュラー化しておらず、不定期で放送されている。
出演雲
レギュラー化前は藤村俊二が「じじい」という役名でナレーションをしていた。声のみでグラフィックは存在しない。
初代
「くもじいじゃ!」の一言で、どこだろうと顔パスするすごい雲。
物を運んでいる人を見ただけで「コソコソ何かを運んでいる怪しい奴」扱いする。
先発のマスコットキャラクターには、敬意を払って「先輩」「兄さん」「師匠」などを付けて呼ぶ。
もじゃ(蔦に覆われた建物)が大好き。
くもじいの弟子に当たる女の子の雲。
空から変わったものを見つけるのが得意。なぜか裏側にあるはずのものまで見える。
トンガリ(鋭角の部分がある建物)が大好き。
2代目
2017年をもって「くもじい」と「くもみ」は卒業し、翌2018年からは「くもじゅんいち」「くもみーヌ」「くも神様」の3雲が出演することとなった。しかし中の人は変わっていない。代わりに解説のアナウンサーが卒業、くも神様がアナウンスを担当することに。
しかし長寿だった初代とは逆に、活動期間が極端に短い。理由は交代後1年もしないうちに打ち切りになったためである。初代の番組進行が視聴者に好評だったことと、2代目のテンポが大きく異なっているためであった(上記も参照)。
最終回では初代アナウンサーの「くもじい」「くもみ」がゲスト出演、総勢5雲で進行し、有終の美を飾った。
飛ぶ場所を事前に調べてくもみーヌに案内しているのだが、調査の詰めが甘くくもみーヌに質問されても答えられないことが多々ある。「恐縮です」が口癖。
父がフランス雲で母が日本雲。なので最後の『ヌ』のみカタカナである。「クールだわ」が口癖。
普段はいないが、くもじゅんいちの知らないことを解説するときに現れる。喋り方はくもじいに似ているが、別雲。神様なのにカニ代を踏み倒してくもじゅんいちに払わせたことがある。