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概要

テレビ朝日系列(24)局において日曜夜8時台に放送されている。また、富山テレビ放送(フジテレビ系列)、福井放送(原則日本テレビ系列局)、山陰中央テレビフジテレビ系列局)、四国放送(日本テレビ系列)、高知放送(日本テレビ系列局)、テレビ宮崎(原則フジテレビ系列局)でもたまに放送される。

司会は所ジョージ(字幕放送では黄色)と林修(字幕放送では水色)。ナレーションはキートン山田(開始時から2021年3月28日まで)、緒方賢一(2021年4月4日以降)と小山茉美が務めている。

番組名通り、人里離れた場所にポツンと佇む一軒家を取材する番組。ロケにはリポーターはおらずスタッフのみ。事前調査せずにロケに行くため放送までこぎつける確率がとても低い。

もともとは同じ曜日・時間帯にて放送されていた「大改造!!劇的ビフォーアフター」のスタッフが手かけた「人生で大事なことは〇〇から学んだ」という番組の末期の企画だった。その「人生で大切な事〜」自体は不人気で打ち切られたもののこの企画だけは評判が良かったため、打ち切り後は(一旦テレ朝に枠を返上した上で)「ビートたけしのスポーツ大将」の復活版を放送しつつ、この「ポツンと一軒家」は単発で数回放送され、終了から1年後に(その「スポーツ大将」の後番組として)定期番組として復活し放送枠を取り戻した。

視聴率では裏番組の世界の果てまでイッテQ!大河ドラマを上回り、2019年のバラエティ番組ではトップクラスになってしまった。

視聴者層はかなり高年齢に偏っている模様。これに関連したのかは定かではないが、平日昼に帯枠で放送されたドラマ『やすらぎの刻〜道』では、石坂浩二演じる主人公・菊村栄に梅宮辰夫演じる主人公の父・栄一(既に他界しているため「幽霊」的な形で登場している)が「栄が執筆した小説(同作品における「劇中劇」を指す)が天国でドラマ化されている」と前置きした上で「そのドラマよりも本番組が人気である」と告げるというシーンがある。理由は栄一曰く「昔自分達が住んでいた家が出てくるのではと、誰もが楽しみにしている」らしい。

番組の進行

「全国『ポッツン』ファンの皆さま、おまたせをいたしました『ポツンと一軒家』のお時間でございます」

  1. 司会の所が2名のゲストに「○○さんは『ポツンと一軒家』についてどう思うか」などど問い掛けた後「それでは見ていきましょうか」と振り、パネリストの林がGoogle Earthの映像を紹介する。
  2. 対象の一軒家が所在する都道府県の全景(後述の「○○のポツンと一軒家〜」の○○の部分)からクローズアップし、最大拡大率にて「目的地となるポツンと一軒家」の画像をアップにし、そこから読み取れる情報を林が解説した後、出演者4人で「目的地がどんな家なのか」を話し合った(この趣旨は『ビフォーアフター』における「匠の技」の推理に近い)後、VTRが始まる。
  3. Google Earthの映像が対象のポツンと一軒家からその近くにある集落へと移り、「〇〇のポツンと一軒家を目指し、最寄りの集落から捜索開始」とナレーションされた後、その集落にスタッフの運転する車(スポンサーの都合なのか、ロケに使用する車はどう見ても山間地向きではない)が到着するところからVTRが始まる。
  4. 地域住民に話を聴いて、場所や住人について情報収集し、目的地へと近づいていく(地域住民の厚意により直接先導して案内してくれることも)。場合によっては「目的地では無い家」(聴き込みの過程で訪れた「ポツンと一軒家ではない家」あるいは「目的地を誤って到着した別のポツンと一軒家」など)・「取材中に出会った別の住人」に目を付ける事もある。
  5. 紆余曲折を経るも誤った場所に到着した場合、Google Earthの写真とドローンの映像を比較して確認する(当初は「目的地に到着した」場合も同様の演出がなされていたが、最近では割愛されている)。
  6. 目的地が「空き家」(元住民と速やかに連絡がつく場合はこの限りではない)や「取材許可を取得するのが困難な団体施設」(企業等団体施設や別荘など。これも先方から取材許可が降りればこの限りではない)等の場合は、再び集落に戻ったり、先導してくれた人などに聴いて、別の「ポツンと一軒家」を紹介してもらい目的地を変更する事もある。
  7. その住民と会話し、家や人生のエピソードを紹介する。
  8. VTRの最後には「ポツンと一軒家で住人が生活している様子[を映しながら家から遠ざかるドローンの空撮映像とまとめのナレーションで締めくくられる。

コラボ企画

2020年3月29日には、本番組自体は休止したものの本番組と『ビフォーアフター』とのコラボ特番を放送した(厳密には本番組に加え、本来の放送時間帯に放送されている前枠の『ナニコレ珍百景』も休止した上で放送)。というのも、ある一軒家に取材に訪れた際にその家の住人が「本番組が『ビフォーアフター』と姉妹番組である」事を知り「それなら匠を呼んでリフォームしてもらおうかなwww」と取材に来たスタッフとその話題で盛り上がり、なんとその後本当にその物件をリフォームする事になり、見事に完遂させたものである。

ちなみに前半30分は本番組をベースに「何故その物件をリフォームするに至ったか」という顛末を説明し(コラボ特番とはいえ本番組による取材が企画の発端であり、加えて「本来の『ビフォーアフター』のナレーターが『通常放送時の裏番組』に出演している」という大人の事情もあった)、後半に続く2時間は『ビフォーアフター』として(同番組のナレーターである)加藤みどりにバトンタッチして「本編」を放送した。なお、リフォーム後のエピローグ部分では同番組の通常の締め方(家族団らんの様子を映しつつフェードアウト)ではなく、本番組のドローン演出と折衷して使用された

視聴者からの評判は「コラボ企画という同番組では今までに無かった斜め上の切り口」が概ね好評だったのだが、スタジオでのエンディングにて所が少々困惑気味に「今回の一件があって『じゃあ今度はうちも頼む』って感じの依頼主が増えそうだよね」という趣旨の発言をしており、今後同様の企画が続くかは未知数である。

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