眉済俊之
まゆずみとしゆき
概要
「お前眉済派黒澤派どっちにすんだぁ?」
「極道に暴力は必要だ。だが何でもかんでも粛清じゃあ恨みを買うだけだ。仁義を守り任侠に生きることが極道に繋がるんだ」
CV:ヤシロこーいち
獅子王組の構成員。ナンバー4という情報から、舎弟頭であると思われる。跡目争いの当事者の1人で龍本や伊武といった任侠を率いる黒髪の男。仁義と任侠を重んじる穏健派であり、武力による殲滅よりも交渉で進める事を是としている。
黒澤とは同期であるものの、考えや思想が正反対のために犬猿の仲。一方で、京極組の現組長である五十嵐との関係は良好である。
人物
容姿
黒いロングヘアーと白い肌をした中年男性。左腕に歌舞伎役者のようなスミを入れている。
性格
仁義を重んじる派閥を率いるだけあってまさに任侠。河内組時代の横暴な性質をよしとせず組織を改革し任侠ヤクザにしようとしている。少数派であろうと彼に従う者が多いことから相当に人望があることがうかがえる。久我からは先々代を思わせる人を安心させて惹きつける空気を持つ男と評されている。一方で悪事に一度でも手を染めてしまえば、富を得たとしても人生が困ることそのものである以上、再び困ったときに繰り返す事になると考える等、厳格な一面もみられる。
黒澤からは自分の手を汚したくないから綺麗事を語るただの理想主義だと揶揄されているが、任侠とはシマのカタギを守る事が鉄則であり、その場の都合で出したり引っ込めたりするような任侠ではカタギから信用されなくなり、カタギとの信頼関係を失えば極道ではいられなくなりただのギャングに成り下がるという信念が根底にある。
能力
自身が統率する眉済派と敵対する黒澤派の跡目争いの厳しい状況で、海外から帰ってきた井上に無理に眉済派に付かなくてもいいと言い切れる理想の上司(その性格故に井上は眉済派に付くことを決意した)。渡世の人脈も広い。
長らく戦闘力は明らかになっていなかったが出鱈目に強い。若い頃から腕1本で時代を築いた武闘派中の武闘派で同じく組長の座を争う黒澤をも圧倒する剣術を誇る。
活躍
ここで初めて河内組は黒澤と眉済の存在が明かされ、同時に両派閥で壮絶な跡目争いをしていることが発覚した。また龍本、伊武、半田、阿蒜は眉済派であることが確定した。
- 8月20日付の動画(阿蒜寛太)
跡目争いで黒澤と睨み合っていた。また冒頭で阿蒜に眉済派か黒澤派かどちらかに着くか聞いていた。
「お前みたいな仁義知らずが組長? 笑わせるな。そんなもん絶対に認めねぇ」
- 9月14日付の動画(阿蒜寛太)
上述の通り、元々河内組はカシラである小御門がアルツハイマーを患った組長から座を受け継ぐはずだったが、しかし彼が突然敵組織である鎌田組の佐村によって刺客を送られ小御門が闇討ちされてしまったことにより、その佐村と刺客にどう落とし前を付けるかどうかを話し合う。しかし、眉済の「佐村と実行犯を殺害して相手のシマの利権を貰う交渉をする」という考えと黒澤の「次期トップを殺害されたため組員は全員殺す」という考えでぶつかって一触即発状態になり、カチコミの経験の多さから黒澤派の意見が通ってしまい、鎌田組を殲滅してしまう。
しかし、黒澤派は実行犯の佐村を取り逃すという大失態を犯し、同じタイミングで眉済派の伊武が小御門の仇を討つことに成功し、伊武を称賛していた(一方で黒澤は真犯人を眉済派に挙げられたために自作自演じゃないのかと苛立ちを剥き出しにしていたが)。しかし、あまりにもタイミングが良すぎたためにマッチポンプを疑い内部抗争が始まってしまう。そして、眉済派No.3の大村が殺害されたことを知り、龍本と共に激怒した。
「黒澤。怒り狂ってるのはみんな一緒だ。だが大量に無益な殺しをする必要はねぇ」
「こっちで調べたところ佐村個人での暴走だ。佐村と実行犯を殺すとしてあとは相手のシマの一部を奪うという交渉でいいだろう。組に利益も出る」
「全員殺すなんてできる訳ねえだろうが! そんなことしたら生き残りの組員が末代までウチに敵対するぞ!」
「伊武。よくぞ小御門の兄貴の仇を取ってくれた!」
「クソッタレ……黒澤一派の所業かぁ!」
- 10月2日付の動画(阿蒜寛太)
大村の葬式後、柳楽から黒澤派の仕業と激昂されたが、幹部会で一度追及してから報復でもよいと判断し、緊急集会を行う。30分も遅刻した黒澤派に怒りを感じながらも、会議を進める。しかし会議は売り言葉に買い言葉が続いて全く議論にならず、ついには激怒した組長の妻によって本部から追い払われてしまう。両者はそれ以上のことを言わず、引き下がったがこれにより眉済派と黒澤派が完全分裂した。その後新しい事務所で作戦会議を行い、柳楽、龍本、伊武の最強戦力がターゲットになると推測し、犬亥と鮎川は殺害して構わないとした。
「大村……無念だったな。仇は取る。ゆっくり休んでくれ」
「おい黒澤……テメェは時計も見れねえのか?」
「大村はできた人間だ。恨みを買うタイプじゃねえ。殺るとしたらテメェらみたいなゲス集団なんだよ」
「ご迷惑をお掛けしますんで出ていきます。コイツらぶち殺して河内組を守ります」
「お前たちみたいな若い世代がちゃんと花宝町で愛される未来……それを作らなきゃいけねぇ。だからお前らは死なれちゃ困る。分かったな!」
- 10月2日付の動画(阿蒜寛太)
自身との関係が良好である京極組の五十嵐に顔向けし、同時に跡目争いの内部抗争の件について話し合い、眉済派は京極組と協定を結んだ。その際に守若が酒に酔ってウザがらみしながら伊武に(腕相撲の)手合わせしようとした際に怒鳴った五十嵐を抑える。しかし、腕相撲に決着が訪れず、さすがに飽きてしまい五十嵐と話し合った結果、飲み直した。
一方で河内組の組長が突然事務所に現れ、「獅子王組」に改名することとなり、姐さんに伝えられた際発狂した。
「ああ五十嵐。お前こそ組長になって大出世だな。俺と話してくれんのか?」
(姐さん「ウチの名前、獅子王組に変わるから」)
「はあああ!?」
- 2023年1月20日付の動画(久我虎徹)
京極組の久我と犬飼が眉済派への出向が決まり2人を歓迎する。その後、京極組と壮絶な戦争を行った半グレ組織羅威刃の幹部の秋元詩郎が黒澤派につき、龍本と激突したことを報告し、悪魔のような強さだったと伝えた。
「ようこそ久我くん、犬飼くん。この度は心から感謝する」
「黒澤派についたある男の情報が入った。京極組も大いに関係のある男だ」
(久我「京極組に関係がある? 一体誰です?」)
「京極組が実質壊滅させた羅威刃の幹部……秋元詩郎だ。奴が黒澤派についた」
- 2023年1月23日付の動画(阿蒜寛太)
帰国した井上と再会。そして内部抗争の話になるが、井上の性格を考え眉済派に着くことを強要せず中立で良いと井上を気にかけて伝えたが、その言葉に井上はこの人がトップになるべきと受け止め、井上は眉済派に着くことを伝え、動揺しながらも嬉しさを見せていた。
そして井上に飲みを誘われたのであった。
「おうわかってる! お前の性格を考えたら中立だろ? 手を貸せなんて言わねえから安心しろ! 昨日の2人も単独行動らしいから黒澤派にも中立だって情報は流しておく! 龍本と伊武はウチについて欲しいって言うだろうけどアイツらは無視しとけぇ!」
(井上「眉済の兄貴。俺は眉済派に着きますよ」)
「え? マジで? 超助かるんだけど」