ニーゴミク
にーごみく
──お願い、あの子を見つけて
概要
メディアミックス企画「プロジェクトセカイ」の「誰もいないセカイ」に登場する初音ミクの公式バリエーションの一つ。
「25時、ナイトコードで。」の朝比奈まふゆの“想い”によって誕生した誰もいないセカイのミクであり、ファンからはユニット名の略称から取って「ニーゴミク」と呼称される。
「誰もいないセカイ」の雰囲気そのまんまに、彼女も無機質で機械的。話し言葉も無機質で機械的な一方、感情自体はあると思われる。無機質で物静かだが、感情表現が苦手で会話もあまり得意ではないだけで実際には優しい子である。
容姿は『初音ミク Project DIVA』シリーズの「モジュール」の概念を想起させるほど「初音ミクの原型」からかけ離れている(後述)。
ツインテールを保っているだけまだ「初音ミク シャノワール」よりはミクに近いと言えるが、本作のミク達は『DIVA X』のように「性格」が設定され、ニーゴミクは特にその個性が際立っている。
プロジェクトセカイ自体が複数の世界がバーチャルシンガーとともに交錯する作品のため、彼女の立ち位置は作品の中でとても重要なものになっている。
容姿
白い髪にオッドアイ、やや崩れたツインテール、サスペンダーに裸足などが特徴的。目のハイライトは両目とも消えている。
服装・髪色・目の色が原型から大きく変更されたという点だけ見れば「初音ミク ラセツトムクロ」や「初音ミク 紫揚羽」等に近いとも言える。
作中では
セカイにニーゴのメンバーが来ていない時は最初期こそ暇そうにしていたが、絵名や瑞希が持ってきたおもちゃで遊んだり、リン達が訪れてからは彼女らとよく話したりと、あまり退屈はしていない様子。
「誰もいないセカイ」は朝比奈まふゆの想いから生まれたセカイであるため、基本的にはまふゆの指示に従う。命令されればまふゆ以外のニーゴメンバー3人をセカイから追い出すこともできる。
しかし、彼女の本質は「まふゆの『本当の想い』を見つけ出す」ことにあるため、奏たちにはそれが可能だと信じている。
ユニットストーリー完結以降も、エリア会話などでニーゴメンバーと親しく話したり、時には助言をしている。
イベント「囚われのマリオネット」では、瑞希から教わったあやとりをしていた。この時使っていた糸はセカイにあったマリオネットから外したもので、何気ないが「マリオネットの糸」に対して嫌悪感を抱いていたまふゆの心境を変化させた。
なお、上述のマリオネットはまふゆが「気付いていなかった」だけで最初からこのセカイに存在していたものであり、まふゆが現実世界で何らかの存在を認識(ミクの言うところの「気付く」)すればこのセカイに姿を現すようである。
イベント「満たされないペイルカラー」では、ひとりになりたいという絵名の意思を汲み、彼女をそっとしておく。
その後他のメンバーが合流した時は「絵名はひとりになりたがってる」という旨を伝えるも、ミク自身は納得がいっていないようだった。その発言を踏まえた上で、それでも絵名に会いたいという奏の意見を汲み取り、新しくセカイに来たリンと協力して絵名を説得する。
今までメンバーがいない間セカイでひとりぼっちだったので、リンが来てくれたことは嬉しいようである。
その他
先述通りニーゴミクはあくまでファンによる通称・非公式名称で、正式名称は「誰もいないセカイの初音ミク」である。
フィギュア等で「初音ミク 誰もいないセカイver」と呼称されたことも。
本作のバーチャル・シンガーには「サブユニット」というものが設定されており、例えば同じ「初音ミク」でもサブユニットが一致していない場合、イベントボーナスを受ける事はできない。彼女のサブユニットは勿論「25時、ナイトコードで。」なので、それ以外のサブユニットが設定されたイベントでは何も起きない事に注意。