が、概要だぁぁぁ!
『地球防衛軍』第一作目で、通信にのみ登場したEDFの結城隊員が敵である巨大甲殻虫の酸を喰らった時のセリフに由来する。
よく間違えられるが、サンダー(Thunder=雷)では無い。酸である。
原作セリフ
「何だこれは!?蟻の体液か!?……うわっ!酸!……酸だぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ノイズがかった無線の音声のせいで「酸」と聴き取りづらいのが原因。「さ、サンダー!」ではない。
なお、厳密に言えば結城隊員はこの酸攻撃によって殉職したわけではない。続く無線通信を聞いていると、酸のダメージにこそ耐えたものの、その後も迫ってくる大量の巨大生物に圧倒され力尽きてしまったようだ。
難易度や敵の種類にもよるが、プレイヤーが操作する隊員も酸の一撃で即死に至ることは殆どないのでご安心を。EDF隊員は酸の一、二発ぐらいどうって事はないのである。
しかし、この印象的なシーンそして豪快な聞き間違いから、ファンの間では「サンダーする」と言えば「敵にやられる」の代名詞にもなった。例え死因が酸ではなくとも。
尻から酸を出す巨大な蟻型の敵が名物となっている『地球防衛軍』シリーズだが、同じくシリーズ常連の蜘蛛型巨大生物も酸が含まれた糸を噴き出すことで危険な攻撃力を発揮しているらしい。
続編でもサンダー!
続編の『地球防衛軍2』に登場するペイルウイングの武器の一つ「サンダーボウ」の開発者は結城博士と言う人物らしいが、結城隊員とは別人。こちらは電撃を発射する銃型の装備なのでThunderの方のサンダーである。余談になるが、SBクリエイティブより発売された本作の攻略本のカバーの内側にはうっすらと「サンダー!!」の文字が印刷されている。
『地球防衛軍3』にも結城隊員は登場するが、こちらではサンダー!しない。(結城隊員の没セリフにはある模様)
『地球防衛軍5』でもサンダー!
世界設定を刷新した本作では、冒頭で侵略生物α(シリーズ伝統の巨大アリ)に襲われた機甲部隊の隊員が「装甲が融解してる…酸だ!これは酸だあああ!」と悲鳴を上げている。
一方で歩兵隊員は「俺たちのスーツは、酸を防ぐ!」と言っており、世界線が違うはずなのに何故か歩兵のサンダー対策はあらかじめ施されていた。
しかし、この謎の設定も後に伏線回収することに…
直撃を喰らえばダメージは受けてしまうが、兵器の装甲を見る間に溶かす酸に何度か耐えるだけでも相当な防護性能なのは確かである。
外伝でもサンダー!?
シリーズクロスオーバー作品『デジボク地球防衛軍』では、EDF3陸戦兵のスペシャル技「アシッドガン・トルネード」を発動すると、ご丁寧にも
「お前たちにくれてやるのは…酸だあっ!!」
と叫びながら、酸を噴射する水鉄砲アシッドガンの二梃持ちで回転しつつ周囲の敵をサンダーさせる。
なぜかオペレーターが戦闘中に「さんだー!」と叫ぶこともあるのだが、明らかに楽しそうな口調になっており、気合いの掛け声かなにかと勘違いしているらしい。
DLCでは、死んだはずの彼がサイボーグ化して帰ってきた!?という触れ込みでまさかの「Mr.Y メカユーキ隊員」がプレイアブルキャラとして配信。何の因果か、彼の初期装備もアシッドガンであり、説明文に「酸!酸だぁぁぁぁぁぁ!?」の文字が…
更にキャラクター特性として通常移動が極端に遅いため、うかうかしていると「酸を喰らった後敵に囲まれ力尽きた」というサイボーグ化前のシチュエーションをなぞってしまいそうな性能となっている。ちなみに改造以前の記憶がないらしい。
そんなメカユーキ隊員のスペシャル技「サンダァァぁぁぁ!!」は、酸ではなく本当に広範囲の電撃という何か間違っているシロモノ。しかも発動セリフのうち一つは…
「いくぞーっ!1、2、サンダァァぁぁぁ!!」
…お前どこのボンバイエな御大だよ。
また、デジボクでは蟻型巨大生物が「ギサンダー」という名前になっており、これまた「蟻酸だぁぁぁぁぁ!?」みたいな響きになっている。
ちなみにDLCパック「新たなるシカク」に登場する「百脚龍虫」は難易度インフェルノでは飛ばしてくる酸弾の量はともかく威力が災厄レベルに強化されすぎてチーム全員早々サンダー!になる凶悪仕様。
ちなみにDLCの双葉理保の初期装備はサンダースナイパーシリーズである。
よ、余談だぁぁぁ!!
が、外部リンクだぁぁぁ!!
か、関連だぁぁぁ!!
悪代官3:他社作品だが、隠しステージに登場する「イナズマ帝国」の面々の断末魔が「サンダー!」。