曖昧さ回避
以下の意味がある。
本稿では 2. について解説する。
解説
富士フイルムが1981年より展開するインスタント写真システムinstaxを開発ベースとして、1999年から販売をはじめたインスタントカメラブランド。
後述のように芸能系での営業ツールとしては、チェキで撮った写真を指すことも多い。
展開初期はインスタントカメラフィルムの特性を活かして、フレーム枠部にディズニー等の人気キャラクターを印刷したフィルムを販売。当時のプリクラブームに後押しされて爆発的な人気を得た。2000年代中盤に差し掛かるとデジタルカメラの隆盛により日本国内で急速に淘汰された一方、韓国と中国ではファッションアイテムとして注目を集めてバカ売れした。
中韓の流行に触発され、日本国内でも「かわいい雑貨」として2010年代にチェキブームが再燃した。今日ではインスタ映えにも活用できるカメラとして多様な場面で用いられている。
芸能系の営業ツールとしてのチェキ
ライブアイドル業界ではライブ後の「特典会」などと呼ぶ写真撮影営業に使われるメジャーなカメラとしての地位を固めた。
ヴィジュアル系バンドやメン地下、K-POPアイドル、コンセプトカフェでも物販のグッズや営業イベント用としても定番になり、コロナ禍以降は特に握手会を感染対策上避けることが多くなったため、「推しとの2ショットチェキを撮影する」営業イベントであるチェキ会をやるところが増えた(チェキ撮影ならマスク着用でもやりやすいため)。
また、ファンとの2ショットチェキ以外でも楽屋などでチェキで撮った写真を物販ブースに置くところは多く、コンセプトに基づいたチェキセットやサイン入りのチェキを販売することもあり、ファンの間でもコレクションしたりファン仲間と交換したりすることもよくある。
サポートとして参加するバンドマンが参加先バンドの物販に自分の個人チェキを置かせてもらいギャラにプラスした個人の収入とすることもある。