概要
ポラロイド社は1937年にアメリカ合衆国で創業された光学機器・感光材メーカー。
創業者のエドウィン・ハーバード・ランドは娘の言葉をヒントに研究に取り組み、1947年にインスタント拡散転写法画像形成法と撮影器機の特許を取得し、1948年にはポラロイド・カメラとポラロイド・フィルムを発売する。ポラロイド・フィルムは撮影から2分程で画像が浮かび始め、5~15分程で現像が完了し、その場で撮った写真を確認することができた。そのため、現像を外注する必要がなく、無理矢理恥ずかしい格好をさせて写真を撮り、それをネタに脅迫することがしばしば行われた。
ポラロイドは大成功を収めインスタントカメラの代名詞となる。しかし、同業のコダックと同様デジタルへの移行に失敗し、2001年10月に経営破綻。
2002年7月にワン・エクイティ・パートナーズ社、2005年4月にペターズ・グループに買収される。
2008年12月にはペターズ・グループの財政悪化により2度目の経営破綻となり、2009年4月、サミット・グローバル・インダストリアル・サービス社に買収された。
かつて(アナログ時代)は「ポラロイド」がインスタントカメラの代名詞だったが、現在は富士フイルムのチェキがその座についている。